私は、自由民主党を代表して、この法律案に賛成するものであります。 今回の改正によって、わが国と承認関係にある国へ渡航する者に対して、五年間有効の数次住復用旅券が発給されるようになり、また渡航先も、全世界地域等の包括的記載が用いられるようになることは、先進諸国の旅券毎度や国際勧告にも沿ったものであり、現在の一回限りの旅券を原則とする制度に比べて格段の前進でありまして、国民の海外渡航の便宜をはかる見地から、まさに当然の施策と言うべきであります。一方で、年々急増する旅券事務の破綻を防ぐ意味からも、この措置は、事務の地方分散をはかる点とともに、早急に実現が望まれていた改正であります。 一部には、いわゆる国益公安条項が現行法のまま存置
