私は、諸君の御同意を得て、議員一同を代表し、故衆議院議員従二位勲一等林讓治君に対し、つつしんで哀悼の言葉を申し述べたいと存じます。(拍手) 私どもは、かねて林君が御病気と承り、御全快の一日も早からんことを心からお祈りしていたのであります。しかるに、去る五日、にわかに君の計報に接し、この上もない悲しみに打たれたのであります。 林君は、明治二十二年三月、高知県宿毛市の名家に生まれました。父君の林有造先生は、わが国自由民権運動の先覚者の一人として知られ、第一回帝国議会以来、衆議院議員として活躍し、再度国務大臣の重責を帯びた方であります。 君は、そのすぐれた資質を受け、長じて、高知県立第二中学校、岡山の第六高等学校を経て、大正七
