私は労働大臣がお見えになりましたから、労働大臣にも一応伺つておきたいと思うのであります。つまり皆さんみな御承知の通りの日本の国情でありますから、いわゆる日本は全体に考えて、私は極くくだけた言葉で言えば、貧乏人の子だくさんであろうと思うのであります。貧乏人の子だくさんの状態にある日本国の生活水準というものは、およそ私は多少高低はあるにいたしましても、おしなべて大よそ想像がつくわけであります。ところが敗戰後の日本において、いわゆる民主化という言葉が殆んどすべての方面を風靡しておつて、そうして何か、民主国になるというと、まあ国民の間にはいろいろなでこぼこと、それから階級的に見て多少の上つたほうと下つたほうとあるわけでありますが、併し日本の
