そうしますと、農林大臣が指示します割當の基本數字は、この法案によりますと、下からだんだん異議が申出られた場合には訂正することになつておりますが、訂正するということになると、政府が割當てる作付面積と、農民がもつております耕作面績との食違いが必ずあると思います。その點についてはいかに處置するお考えでありますか。
そうしますと、農林大臣が指示します割當の基本數字は、この法案によりますと、下からだんだん異議が申出られた場合には訂正することになつておりますが、訂正するということになると、政府が割當てる作付面積と、農民がもつております耕作面績との食違いが必ずあると思います。その點についてはいかに處置するお考えでありますか。
そうしますと、政府が基本として割當てます數字は、府縣あるいは町村、地方事務所等を通じて調査せられた數字によるものと一應解釋してよろしうございますか。
そうしますと、例を今年の二十二年産米の供出割當の數字にとつてみますと、政府割當の基本としました耕作面積は、二百九十二萬四千町歩餘であつたと思いますが、府縣、市町村あるいは地方事務所、あるいは農業會等が調査して、府縣からもち上げてきました數字は二百七十七萬町歩であつたと考えます。その差額は十五萬町歩というものが生れておるのであります。政府はこういう場合どちらを基本として割當てるか、政府のいわゆる二百九十二萬町歩を割當てますと、必ずそこに食違いがあると思います。この點をどういう方法でその食違いを引合わせていく計畫をもいておりますか。
この法案の一番根本はやはりそこにあると思うのですが、農家が報告いたします數字というものも、一應政府が言つておるように、實際の耕地面積よりも多くはないと思います。それは惡意をもつて隱しておくのではなくして、農家は個々に調査に行きますと、何段、何畝、何歩というような數字まで、はつきり知つておるというようなのは非常に少いのではないか。そういうことで歩を切捨てておるというようなのが、積り積つて相當の數字が減つたことになつておると思いますが、政府が一應割當をする場合には、どうしても正確な基礎數字というものをつかんで、その正確な基礎數字の上に乘つて割當ててきたものでないと、必ず全面的に誤差が生じてくると私は思う。そうしました場合には、農家の言う
罰則を適用されるということも、今次官の言われたような、農家に對して罰則を適用されることは、われわれは差支えないと思いますが、政府の割當數字はどこまでも科學的なものでなければならぬ。その場合にどういう科學的な方法で、科學的數字を把握しようと考えられておるか。私は農家が申告してくる數字必ずしも正確なものとは考えませんが、同時にまた政府が割當てようとしておる數字また必ずしも正確なものとは考えません。そうした場合に、つまり農民の言う數字と政府の割當數字が違つた場合には、實測で見るよりほかに、正確な數字を把握する途はないわけでありますが、しかしそういうことが、はたしてできるとお考えになつておるか。全面的に食違いが生れてくることは、どうしても否
農家に納得させると言われますが、ほかのことなら農業調整委員が納得させ得るだろうと思いますけれども、作付面積を納得させるということは、實測によつて正しい數字を示す以外に納得させる手はないと私は思う。何か政治的にでも納得させるというようなことを今含んだことをおつしやるようだが、私はそういうことではとうてい納得させ得ないと思う。結局實測によつて正しい數字を示し、その實測した結果が、政府が言う數字であつた場合は農民は納得しましようが、そうでない場合は、私は決して納得しないと思う。そういう場合はいわゆる實測によつて納得する方法をとるのか、それとも何か別に方法を考えておられるのかその點をひとつ伺いたい。
實測をして當人に納得させるという方法をとつておるということを言明していただきましたので、まことに結構に思いますが、そうしますと、實測するというようなことが技術上できるかどうか、とても一年やそこらで、どれだけの人間をかけて實測しようと考えておられるかしれませんけれども、私は全面的に食違いが起つてくるということを、農村の實情を知つておるものなら必ずわかると思います。そういう場合に、十分の準備があるのかどうか。
私は政府が何も不當な割當をしようとは考えておりませんが、不當な割當とかそういうことでなしに、正確な數字を割當てるということができなければ、この法案の生命はないと思います。この正確な數字を政府でもたぬ以上は、私は決してこれは技術的にできぬと考えます。やはり二十二年産米の供出割當の最初の數字を見ても、政府は二百九十數萬町歩という——下から縣知事がもつてきた數字は二百七十七萬町歩、そこに十四、五町歩の開きがありますが、その開いた數字をどういうぐあいに府縣にわけようとお考えになつておるのか。全面的にいわゆる隱し田があると見られておるのか、あるいは特殊の地帶だけにその隱し田があるとして、その隱し田があると見だ所たけに割當てるのか。
ただいまの次官の答辯は私の尋ねているところと少し違うように思われますが、政府の方で正確な數字をもたずに割當てようとするところが、どうしても私には合點がいかないのです。政府の割當てる數字というものを考えると、必ずしも正確なものではないと思います。その正確でないものを割當てていくと、必ず末端において食違いが起つてまいります。そうした場合に土地臺帳によつて正確に調べますと、農家は何町、何段、何畝、何歩というものをもつているはずでありますから、その數字は一應正確なものだと認めなければならぬと思う。その場合實際には全面的の食違いが起つてくると思いますが、さなた方は常識的に考えられて本當にそうは思いませんか。
私は不當な割當とか何とかいうことでなく、また過當な割當であつてもいかぬので、とにかく正確な割當というものがきめられなければならぬと思います。私は正確な數字を把握していない政府の手では、作付割當はできないと思うのですが、當局はできるという考えですか。おやりになつてみればおわかりになりますから、これ以上は追究いたしませんが、食違いの生じた場合には、實測によつて兩者の間違いを正すことを次官は言明しておられるので、これはよろしゆうございます。もう一つ念を押しておきたい場合は、政府が割當てました作付割當というものをまじめに實施しまして、割當てられた供出をした殘りに對して、政府の方で數字にいかに大きな狂いを生じてきた場合でも農民に責任を負わせな
今次官が言われるように、天候その他のことによつて數字が違つてまいつた場合は、そういう措置をとるより仕方なかろうと思いますが、政府が一應作付割當をした數字が、末端の農家の面で引き合わせをやつた場合にだんだん減つてまいつた。そして當初考えておつた供出豫定數量が生れてこぬという場合のその數字の責任は、當然政府の方で負うべきものだと考えるのでありますが、その點はさように解釋しておいてよろしうございますか。
この問題はこれ以上は見解の相違ということになりますのでこれでやめます。 次に食糧管理局長官にお尋ねいたします。政府は未供出農家の保有米を三・一五合に引下げると發表したようでありますが、現在の日本の食糧事情から考えますと、やむを得ない措置かとも考えられるのであります。しかしながら農繁期に際しましては、そういう農家に對しても、特別の臨時加配米を出す必要があるのではないかと考えますが、その點に對してそういう措置をとる用意があるかどうか。 それからもう一つは、地域的の小さな問題でありますけれども、福岡縣においては、炭鑛向けの主食の割當が非常に惡いために、生産縣にありながら、一般消費者向けの米をその方にまわさなければならないという事情
ごく簡單に運輸大臣にお願いしたいのであります。われわれが汽車に乘りましても、汽車の設備というものが非常に不十分でありまして、いろいろ資材が少いというようなことで困難な點もあると思いますが、資材とかいうことでなしに、鐵道に勤めている人の心がけ次第で、もう少し改善せられる點が相當あると考えられるのであります。たとえて申しまするならば、洗面所の水であるとか、あるいは便所の水であるとかいうようなものが、ほとんど最近は汽車の中に準備せられているものがないように思われます。これは一時非常によくなつておつた時代もあつたと考えますが、これは從業員の心がけが足りない結果だと思うのであります。その他いろいろ從業員の心がけ次第で改善されるものがあると思う
首相にお尋ねしたいのでございますが、今日勞働者の賃金決定には、發言權竝びに團體交渉權は認められているのでありますが、農民の生産物價格決定に對しましては、何ら發言權が認められない。それのみか何らその意向を聽取することをやらず、いつ、だれが、どこで、いかなる基準によつてやるかすらわからないような實情であります。これに對しましては全國の農民は非常に不滿を感じていると存ずるのであります。ひいてこれが供出意欲に影響するところもまた大なるものがあると考えられるのでありますが、特に今日のように農民の要求通りの價格に引上げることがむずかしいような經濟事情下におきましては、これらに發言權、交渉權を認めまして、納得の上で處理していく必要があると考えるの
首相は農村の特異性を述べられて、勞働者とは違うというふうに仰せられたのでありますが、もちろん日本の農業は、今まではそういうふうに考えられておつたと思うのであります。しかし最近の農業の實態をみますと、つくり出した品物は全部政府に供出して、そしてその供出したものの價格は政府が決定して支拂つておるのであります。これの實態をよく見詰めますと、賃金勞働者とほとんど變らない實情にあると思うのであります。この點は労働者と多少違う面もありますが、價格の決定に對しては、私は農民の要求を何らかの形で容れ得るような機構を考えていただかなければ、基本的な農民の人權を無視しておると思うのであります。憲法の中にもはつきり、私有財産は正當の保障のもとに、これを公
私は六・三制のうち、初等中學に對する方針についてお尋ねしたいのであります。現在各町村においては、これを一氣に完成する計畫で進んでおるものと、漸進的に國民學校の一部に必要な二、三級ずつをつくつていき、あるいはその次にまた二、三級ずつ殖やしていくとかいうような漸進主義で行つておるものと、二通りあると思うのでありますが、政府の方針としてはどつちをもつて指導しておられるか、それが第一點であります。第二點といたしましては、現在一町村一單位の初等中學を計畫しておるところが相當に多いようであります。現在のような小さい町村の範圍で、將來初等中學を經營していくことができるかどうかという點についての當局の見透し、それから第三點としては、現在までにある中
市町村一單位の中學は、將來の持續が困難であるということは、大臣も認められておるようでありますが、地方におきましては、これを共用するような指導的な手を打つておらないように考えられるのでありますが、もう少し積極的な手を打つて、五箇村とかあるいは七箇村とかいうような共同によつて經營していくように指導していかなければならないかと思いますが、この點に對して、もつと積極的な指導をする意思があるかどうか、この點重ねてお伺いいたします。
どちらでも結構ですが、私の質問は二、三十分かかります。
私は、日本農民党を代表し、補正予算案に対し質問いたしたいと存じます。 およそ予算編成の方針としましては、縮小生産のやむなき時代においては、支出の面にあつて経済力の回復をはかり、その力によつて生産を飛躍的に増大せしめ、國民所得を増加せしむることを第一義とせなくてはなりません。從つて財政の処理も、この目的方針の線に沿うておらなければなりません。生産性の薄い面には努めて支出を圧縮し、生産性の濃厚なる方面に向つては積極的に配分をなさなければなりません。歳出に関する方針としては、單に租税のみによることなく、新円階層に対して貯蓄心を高揚し、この吸收せられた力を利用することにくふうを要するものと考えられます。 しかるに、この予算案を見ると
私は、日本農民党を代表いたしまして、本案に賛意を表せんとするものであります。 今年度産米において六千万石の生産を確保し得ましたことは、実に八千万同胞をして、まず飢えしめることなく一ヶ年を過し得る見透しその基礎を確立し得たものといたしまして、全國三千万農民に対し、その努力とその心労に対し、衷心より感謝の眞心を捧げたいと存ずるものであります。(拍手) 六千万石の米は、單に実りの秋に実つたものではありません。五月、種をまいて以來、半歳にわたり、あしたには星をいただいて、夕には月を踏んで帰る、これが日本農民の姿である。默々として働く五百万農家の生んだ、血のにじむ貴い数字であるということを、國民は銘記せねばならぬと思うのであります。(