気象庁の業務を御説明申し上げます。 気象庁は、大小六隻の観測船によりまして、日本の気象に密接に影響いたします日本周辺の海域の海洋調査を定常的に行なっております。調査項目は水温、比重その他化学成分、それからプランクトン、放射性物質、海流の方向と速度、そういうようなものを観測いたしております。これらを観測することによりまして、海洋の循環を調べ、大気と海洋の相互作用を明らかにして、気象と海洋の予測に役立てるのが目的でございます。しかし、この中には海洋汚染に直接関係ございますものもありますし、また、観測結果の分析によりまして海水の運動の実態がつかめますと、汚染物質がどういうふうに流れるか、どういうふうに薄まっていくかということを推定する
