考えておらぬということですか。そういうことですね。
考えておらぬということですか。そういうことですね。
それは、検討しておるということは、第二船以下を建造することを考えて検討しておるのとは違いますか。
民間でやることを期待する。そうすると、政府は第二船以下には何らタッチせぬということですか。
私は、この問題についてはどうもいまの答弁はちょっとおかしいと思うのですよ。これはわが国の海運政策からもこれが出てくるかもしれませんよ。あるいは造船の技術の開発がこれを推し進めていくかもしれません。これは私は両面があると思う。だから、そういうことは科学技術庁としては何ら考えておらぬということですか。
どうもはっきりいたしませんがね。もちろん、これを開発していくのには、舶用炉の開発ということが一番問題だと思うのです。ところが、昨年の三月十一日に私が質問いたしました。ここに議事録があります。これでは、当時の鍋島国務大臣、科学技術庁の総力をあげて舶用炉の研究体制をつくるとはっきり言明されておるのですよ。読みましょうか。これははっきり言明されておる。何かそういう体制ができておるのですか。
どこへ委託されておりますか。
そのことは、鍋島長官の「科学技術庁の総力をあげて」ということになりますか。
これはいろいろ言われますが、私はどうも科学技術庁にこれらに対する熱意があまりないと思うのですね。というのは、これは四十四年二月十九日、みずから原産の原子力船懇談会と懇談されておる、この記録があるのですね。これはもちろんはっきりした責任者がなかなか出ておられぬけれども、原子力局からは、梅澤局長が国会へ出席のために大坂保男政策課長が出席しておられる。運輸省からは加藤さん、これが出席しておられるのですが、この記録を見ますと、私のこの前の質問に対する科学技術庁の答弁よりもかなり後退した答弁なんです。これはだれが出席されようと、少なくとも科学技術庁を代表して出席され、運輸省を代表して出席された人の発言です。その点どうなんですか。
これは、まあ委員会のそういう発言ですけれども、そのおりの懇談会のメンバーの方のいろいろあれを見ますというと、かなりやはり心配しておられるようです。というのは、西ドイツのオットー・ハーンに次いで、三万八千重量トンあるいは五万馬力の実証船の建造、これは第三次計画で出た。あるいは二十一万五千トンの鉱石運搬船またはコンテナ船の設計も研究をやっているという状態、さらにまた、アメリカでも、これは原子力船ではありませんけれども、大型コンテナ船、三十ノット、そしてコンテナを千百四十積むという、こういうふうなのが日本に引き合いに出されておりますよね。そういうふうなことも考え合わせ、日本が海運国であるがゆえに、第一船はそれらに備えてつくることにきまった
これは、そういう点、私は、ドイツは非常に合理的にものを考える。私も一昨年、オットー・ハーンの建造中に行きました。ところが、あそこは母港をつくっておりません、実験船だから。船の中で燃料の差しかえもできるようになっている。いま母港をつくる費用はかけない。この実験船で十分実験して、必要があるならばこれをやろう。その結果、ドイツは次をやろうというわけです。そういうことですよ。だから、オットー・ハーンは日本の第一船よりはおそくから計画して、はるかに早くできてしまった。このことが日本の科学技術の振興に対する考え方のいこじさであると私は思うのです。もっと合理的にものを考えてやっていくべきじゃないかと思うのです。これは、いまから言うたって始まりませ
まあ今後考えてということじゃ私は間に合わぬと思うのです。早く腹をきめなければ間に合わぬと思います。このことは、ひとつ十分御検討いただきたいということを要望しておきます。 それからまた、私が質問いたしました当時、政府は、原産の原子力船懇談会、これの検討をまってというふうなことがあるわけです。ところが、原産のこの懇談会は、昨年の八月にすでに要望書を出しておるのですよ。ところが、政府はそれに対して、どういうふうな具体的策をとっておられるかどうかです。私は、寡聞にしてまだそういうことをあまり聞いていないんだが、どうなんですか、それは。
まあ、いろいろ言われておるようですけれども、昨年の私に対する答弁とだいぶ食い違いがあるということです。これは少なくとも、その当時長官が言明されたことです。ですから、そういうこの委員会で言明されたことがそうそう軽々に皆さん方の考えで変わっていいか悪いかということです。この問題があると思うのです。少なくとも、変えるのであれば、それをはっきり納得さすべきだと思います。 それから、これは第二船に関連して、これは海運政策との問題があると思うのですが、運輸省と協議されたことがありますか。
運輸省のほうの管理官がおいでになっておるかもしれませんが、運輸省は第二船以下についてはどういうふうにお考えになっておりますか。
それで大体わかりましたが、これはいまお話しのような舶用炉の問題がもちろん先決だと思うのです。そうすると、これは技術の開発になりますよ。だから、技術の開発が海運の形態を変えるということをさっきちょっと申しましたが、そのことだと思います。ですから、いまのお話で、十分この点は運輸省も重視をしてもらわなければならぬ、こう思うのです。ところが、相談相談でなかなか実際の研究開発が進まぬようでありますから、これではまことに心もとないといわざるを得ぬと思うのです。早く手をつけていくということも、これまた重要なことで、いままで原子力船をすでに建造しておるのでありますから、原子力船についてはかなりの研究ができておると考えなければならぬ。その足らぬところ
西独も、私どもおととし入りました時分に、十分ひとつ協力してやってみたいということをわれわれにも申しておったわけでありますから、いろいろな問題はありましょうけれども、そういう、日本よりも確かに原子力船については進んだ国でありますから、十分協力関係を結ばなければならぬと考えるのであります。 それから、これは私は原産新聞で見ましたが、西独は今度の万国博にオットー・ハーン号を来航させたいという意向を伝えてきておるようであります。御承知のとおり、さきにサバンナにつきましては、これは寄港を日本政府は拒否した、今度のオットー・ハーンに対してはどういう態度をとられるか。
そうすると、これもその点で拒否する、こういうことですね。
これは、もし寄港を許可することになると、いま言うたいろいろの問題がありますから、二国間協定を結ばなければならないわけですね。その他適切の処置をとらなければならぬ。こういうことになると思います。これは日本の第一船とも関連を持つわけです。これも関連を持ちまして、海外との協力関係をどうするか、こういう問題です。これは日本の第一船もできるのでありますから、当然このことは考えなければならぬ、その点についてはどうなっていますか。
これは少なくとも二国間協定でありますが、いままでサバンナを断わった、今度オットー・ハーンも断わろうということだが、それほど二国間の協定というものはなかなか簡単なものではないのです。これはよくおわかりだと思うのです。ところが、日本の第一船ができて、そうなりますと、特殊運搬船だ、これは海外にも行くでしょう、いまの計画からいえば。そういう場合に、二国間協定が当然要るわけです。そういうことをすでに考えておられますか、時間的に十分間に合いますかね。
これは向こうの国会審査でできなかったということですか、そのためにということ、これは二国間協定ではそういう問題がいろいろ出てくるでしょう。したがって、日本がよそへ行ってもその問題が起きるかもわからぬ。だから、よほどこの点は前広に二国間協定を結ばなければならぬと思う。 それから、寄港を受け入れるとしますと、受け入れ準備などでは、港湾管理ということ、これは原子力潜水艦が入った時分に、いろいろ私ども質問いたしましたが、港湾管理の問題、これはまたきわめて重大だと思うのです。寄港受け入れ準備あるいは港湾管理というようなものを含めてどのような責任体制で臨まれる気持ちなのか。そういう検討がいま行なわれているのかどうか。
この港湾管理の問題は非常に問題を起こしやすい。これはもう去年の三月、あるいは五月、私も質問しておりますが、佐世保、横須賀で――これは商船と潜水艦はまた違うという面もありますが、港湾管理体制がいろいろ問題になったわけだ。しかも、去る二月の横須賀では八回くらいいろんな問題が出ているでしょう。原潜ではないということには最終的になったけれども、八回も問題を起こして、それがいまだに原因が十分解明されていないのですよ。原因がはっきりしておらぬのですよ。こういう体制にあるから、いろいろ問題を起こすわけですよ。でありますから、将来の原子力船の寄港港に関連して十分な港湾の管理体制、これはわが国では十分過ぎるほど十分にやって問題ない、こう思うのですよ。