それでは、その朝鮮民主主義人民共和国との対話と協調を維持して発展させるというのは、具体的にこれからどういうふうになさるお考えでしょうか。
それでは、その朝鮮民主主義人民共和国との対話と協調を維持して発展させるというのは、具体的にこれからどういうふうになさるお考えでしょうか。
たとえば、中国とかベトナムとか、日本がいろいろ国交を持っている国とこういう対話と協調は、これはわかるんです。国交のない国と「対話と協調を維持し、発展させる」ということがありますから、それじゃ何か新しいことをなさらないと筋が通りませんね。その点を何を考えていらっしゃるのか、それを聞きたいわけなんです。
いままでの日米共同声明と違う新しい項目が入っておると思うのです。それは何かというと、日米「両者は、朝鮮半島における緊張を緩和するため、引続き努力することが望ましいことにつき意見の一致をみる」と、これはいままでにないことなんです。いままでの声明では、南北朝鮮が対話が望ましいというようなことであった。今度は主体的に日米両国が積極的にこういうことをやるという、引き続きこういうことを努力するということが新しく入りましたね。いままでと違う感じがするんですよ。しかも、いま総理が言われたようなことをやるには、国家間のやはり接触が、折衝が必要ですね。国と国とがやっぱり折衝しないと、こういうこともできない。その点についてどう割り切られたのか、その点を
総理は、アメリカでの記者会見での御発言の中で、こういう南北の対話、それを進めるという言葉は適当かどうかしらないけれども、協力して努力するのに、アメリカよりもむしろ日本の方がふさわしいのではないかと、こういうことを言っておられる。ということは、単に精神的に望ましいということではなくて、もう一つ私はこの条項から見て、率直に言いますと、総理が考えておられた朝鮮半島に対する認識とカーター大統領の考えられた認識と食い違ったのではないだろうか。総理は依然として冷戦構造の考えでいった。ところが、アメリカの方は朝鮮半島に対する認識が変わっていた。その辺がたとえば撤退あるいは削減という言葉の食い違いとか、いろんな面で出ているのではないだろうか、こう思
それでは、どういうふうに総理は現実に行動で貢献していかれようとお考えなんでしょうか。
何か考えているけれども、いまここでは言いにくいというふうに受け取りましたが、そういうことなんでしょうか。
従来の日米首脳会談の共同声明と非常に違いますのは、いわゆる韓国条項と言われているものが今度は抜けました。私はいろいろ批判があると思います。たとえば、従来と余り変わりないじゃないかという批判もあります。しかし、私自身は従来よりか変わってほしいという思いなんですよ。そういう思いで質問いたしますけれども、韓国の安全が重要云々から韓国の安全という言葉が抜けて朝鮮半島という言葉に置きかえられた。ですから、ずいぶん表現が変わったわけです。そのことを総理は記者会見で質問を受けると、従来とそう変わってないんですと、こうお答えになっている。総理は大変言葉を大切に使われる方だと私は思っているんですよ、前から。そう変わってないんですというのは、その前段に
また話がもとへ戻るんです。その対話の再開のために日本とアメリカが何らかの役割りを果たすということが新しく入ったわけですね。ですから、私は、それは望ましいことだと思っているんです、はっきり言いまして。ですから、もう少し前向きの答えをしてもらいたいわけですよ、総理がそのために何をしようとしておられるのか。その点またもとへ戻りましたけれども、そこなんです。
国民の立場としまして、日本の周辺できな臭い戦争のにおいがするということは非常に困るんです。ですから、日本の周辺でとにかく緊張緩和があってほしいと、すべて平和であってほしいと、これはもう悲願です。そのために私は日本が何らかの役割りを果たすべきだと、こう思うのです。それについてお聞きしたわけなんです。そういうことをしてもらいたいという悲願を込めてですね。しかし、お答えにきょうはなれないようですから、この問題はあしたまで保留させていただきます。 そこで、もう一点伺いますが、同じこの共同声明の中に新しい言葉がもう一つ入っている。それは、「大統領は、米国がその安全保障上の約束を遵守し、西太平洋において、均衡がとれ、かつ、柔軟な軍事的存在を
大事な外交文章に、外務大臣、同じ中に、その前は「アジア・太平洋地域」と書き、すぐ二行後に「西太平洋」と書き、はっきり違うわけなんですよ。同じ意味だなんて、そんなことはだめですよ。もう少しはっきり答えてください。
総理、いまのお話をお聞きになったと思いますけれども、国内の問題であれば、あるいは失敗しても取り返しがつくかもしれません。しかし、外交とか軍事とか安全保障の問題は、失敗すると取り返しがつないことがあります。ですから、それだけやっぱり真剣に考えなければいけないと思いますね。非常にクールに、しかも真剣に考えなければいけないと思いますが、同じ文章で、しかも日本字に直して五行の間に「アジア・太平洋」ということと「西太平洋」と二つ地域が分かれているんですよ。特に、大統領は、西太平洋において米軍を置くということを付言した。わざわざ付言したということは、これは大分意味が違う。つまり、ここで言う西太平洋とは、果たして朝鮮半島を含むんだろうか、日本を含
私は、この西太平洋ということの中には朝鮮半島は入らないだろうと思うのです、常識で考えて。朝鮮半島を入れるのであれば、アジア・太平洋地域と、こうなりましょう。ですから、ことさら違う表現にしているということは、もう一遍ずばりと言うと、アメリカ側の地上軍だけではなくて、いろんなもの、軍事的なものを含めて朝鮮半島から撤兵をするということの話が出たのじゃないんでしょうか、地上軍だけじゃなくて。これを素直に読むとそう見えるんです。いかがなんでしょう。
外務大臣、それではアメリカも同じように考えていますか。アメリカはどう考えていますか。どうつかんでいらっしゃいますか。
共同声明ですから、両方が意見を十分交換し合って一致した声明を出しているはずなんですよ。その解釈は多分そうだと思います、考えていると思います、われわれはそう解釈しますと、大変あいまいなんですね。私はあなたを非難するつもりで言っているのじゃないですよ。総理をけしからぬと言っているのじゃないんですよ。私は、緊張緩和というそこで果たす役割りは何なのか、それこそ真剣にやっぱり与党も野党も探していかなきゃいけないと思うのです。前向きの姿勢で言っているのですから、率直にその辺を話していただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。
保留して、統一見解か何かあした出すんでしょうか。
総理から、平和的統一が望ましいと。それまでは緊張があるだろう、しかし、平和的統一が望ましいと。アメリカから帰ってこられて最初に平和的統一が望ましいと、アメリカから帰ってこられてですね。私は印象深く伺いました。というのは、アメリカはずっと二つの朝鮮論じゃなかったんでしょうか。二つの朝鮮論だったと思う。それを、総理がアメリカから帰ってこられて、平和的統一というのは、一つの朝鮮論にアメリカも総理の方も考え方が変わられたんでしょうか。その辺、いかがなんでしょうか。
それでは、次にまいりますが、出発前に、総理は、日本の原子力発電所の核燃料の問題、これを確保する問題、これが最大の課題だと、こう記者会見等でおっしゃっておられました。これは一体どういう結果になったんでしょうか。何かはっきりしていませんね。これはどういうふうになったんでしょう。
交渉をされるわけですけれども、四月二十日までに方針をアメリカが出すと。そうすると、その大分前に最終的な方針が決まると思うのですね。そうすると、日にちがありませんね。非常に切迫しています。ですから、果たして総理が考えられたような方向へ行くんだろうかどうか。時間切れというか、私は総理が考えられたような方向に行かないのではないだろうか。つまり、アメリカはこの再処理工場、せっかく高い金を出してつくった再処理工場を、みずからそれはもう閉鎖というか、やめようという決意までしていますね。そうしますと、日本の期待にもかかわらず、この問題は実は見通しがないのではないだろうか、こう思うのですが、その点いかがでしょうか。
できる限りの接触をしてみたいとおっしゃいましたけれども、いまの総理の発言から受ける印象としては、これは非常に見通しは困難であるというふうに判断されているように私はお見受けしましたけれども、いかがでしょうか、その点は。
総理の見通しを伺いましたら、非常に困難であるが、ただもう交渉あるのみだと。やっぱり私の受ける印象は、総理はこれはむずかしいという印象を受けて帰られたのじゃないだろうかと、こういうふうに受け取るのですけれども、そういう感じがしますけれども、どうなんでしょうか、実際問題として。