もし協同組合化に今後も努力せられるというならば、中小企業金融公庫というものがなぜああいう形で出たか。これは今日まで協同組合を、いろいろな苦労をしながら指導者が一生懸命育成をして来たこの方法によらなければ、弱小なる企業を生かして行く道がないとまで考えておるにかかわらず、今回の中小企業金融公庫は組合を対象としないで個々の人々に金を貸す。しかも従来あつた組合金融機関である商工中金よりも安い金利で、割合にたやすく金が出されるような方向になつておるようであります。そういたしますと、めんどうな組合をつくらないでも個人でかつてに金が借りられる。これでは組合運動の一つの阻害のような結果を来すのではないかと思いますが、このことについて御説明を願いたい
