東京大の小宮山と申します。(資料映写) 本日は、お話の機会を賜りまして、誠にありがとうございます。 私からは、エネルギー安全保障をめぐる内外の情勢についてお話をさせていただきます。 まず、日本の現状に関してです。 日本を取り巻くエネルギー情勢は不確実性が高まっています。中国やインドのエネルギー市場でのプレゼンス拡大に加え、世界のエネルギー供給拠点である中東やロシアの動向も先行きが不確実な状況にあり、エネルギー安全保障が重要な課題となっています。日本のエネルギー自給率は約一五%と先進国でも低い水準で、原油の約九割を中東から輸入している現状です。 さらに、脱炭素への取組も重要な課題です。COP28では、二〇三〇年まで
