あなたのほうの航空審議会の答申によると、七百万坪で、あそこは千三百戸ですかの立ちのきでよろしいといっておりますが、千葉県の当局の調査によれば、幅二キロの緩衝地帯を設ける場合には、三千三百戸の立ちのきが必要であるということを千葉県当局は県の議会において答えております。その場合、三千三百戸、あるいは千二百戸でも千三百戸でも、他のどこと比較して少ないのか。他のどこはこれより多いのか。その点を伺っておきたい。
あなたのほうの航空審議会の答申によると、七百万坪で、あそこは千三百戸ですかの立ちのきでよろしいといっておりますが、千葉県の当局の調査によれば、幅二キロの緩衝地帯を設ける場合には、三千三百戸の立ちのきが必要であるということを千葉県当局は県の議会において答えております。その場合、三千三百戸、あるいは千二百戸でも千三百戸でも、他のどこと比較して少ないのか。他のどこはこれより多いのか。その点を伺っておきたい。
さらに次に、代替地その他について、国有地及び県有地がある。したがって、それを充てればよろしいだろうということを答申案では出ておりますが、あの国有地と県有地と合わせて六百七十町歩ほどあります。宮内庁は絶対反対だと言っておりますが、もし必要ならば次回に喚問してもよろしいと思います。県としても議会の議決を経なければならない。そういう場合に、国有地と県有地を具体的にあなたのほうでは折衝されて、そうしてこれを充てるのだという結論が出ているのかどうか、この点伺いたい。
さらに、あなたのほうの提出された資料によりますと、利点としてあげて、土地の利用度が低く、空港用地として転用しやすいということを言っておられる。ところが、この土地の利用度の場合を見ましても、一戸当たり一町歩以上の農家を千葉県で調査した場合に、八街は六九%、富里は六八%で、千葉県全体の平均は四三%です。八街、富里は千葉県の農業用地としては一、二を争う営農地としてりっぱに、利用度が低くなく、最高の利用度を示しているわけです。あなたのほうでは、利用度が非常に低い、したがって航空用地として適地であるということを言っておりますが、利用度は低くないのです。千葉県全体から見て決して低くない。その点を……。
あなたのほうのこのいまの調査はいつごろおやりになられたのか。いつの時点でこれをとらえてあるのか。
次に、審議会の答申案によると、「造成経費として(補償、買収および敷地造成)」として八百二十億を計上してあります。これは答申案です。その内訳として、一に補償、二に買収、三に敷地の造成、この三つに分けて、大別してお答え願いたい。数字の内容ですね。
私の伺っているのは、たとえば土地造成に何立米の土地を動かすためにどれだけの経費がかかる、あるいは樹齢百年の松は幾らであるというようなこまかいことを伺っているのではなくて、八百二十億という概数であれ何であれ、少なくとも八百二十億というものは出ていて、内容として、大別して三つのものをあげてあるのですから、この三つのものについて、大体土地は幾ら、買い上げは幾ら、補償は幾ら、この三つの数字くらいは出るんじゃないですか。その点です。
そうしますと、この八百二十億は、たとえば航空審議会にしても、あなたのほうにしても、責任ある数字でないということですね。内容に責任が持てなかったら、この概数に責任が持てるわけがないでしょう。
そうしますと、補償費、買収費、敷地造成の三つに大別して、反幾ら、坪幾らというのではなくて、大別して三つに分けても、この八百二十億の内容についてはお答えできないわけですか。
そうしますと、運輸省から提示されてある空港建設費として千八百八十億を計上してありますが、この内容についても前と同じように分類してはお答えできないということになりますね。これはできますか。
では、次の点について伺いますが、現在、軍事基地の場合は、滑走路の延長地域に対して特別補償法が実施されておりますが、民間航空の場合もこれを実施する予定かどうか、その点……。
現在厚木基地の例を見ますと、他に地所を買い、家屋を取り壊したときに初めて補償金が出る。しかも、他に買う場合には坪四万円もするんです。ところが、政府の補償はわずかに四千円です。しかも、他に土地を買い、家を取り壊して初めて補償金が出る。補償金が出なければ、他に土地を買って家を取り壊して移ることもできないでいる者が、現在あの騒音の下に三百戸もあるんです。これは事実、調査してきたんですから、あるんです。このように、しかも他に土地を買おうとすれば四万円もする。政府はわずかに四千円しか与えてない。あなたのほうで、どこへどう決定されようとも、こういうことのないように、軍事基地の下に置かれているようなことのないように十分注意というか、考慮されたい。
政府は口を開けば国家百年の大計であるとか国策であるとかいうことは、これは歴代政府が言っていることですが、いま、富里・八街町周辺では、すでに、血判を押して、あなたのほうへ反対の陳情書が出ておるはずです。そのほか行動隊が組織され、周辺の市町村は非常に強硬な反対運動が起こっておる。その場合でも、一たび決定すれば、あなたのほうは国家権力を用いてでも、ゴリ押しでも、あそこに設置するという考えがあるのか。その点を伺っておきたい。
いま航空局長は、賛成の人もたくさんあると言われた。あそこへあなたのほうでどなたか行かれたらよろしいでしょうが、あそこへ行くと、新国際空港は八街町、富里へという誘致の横断幕もあり、すぐ隣には絶対反対という横断幕もある。しかも、反歩百万以上ならば売るが、反歩百万以下ならば絶対反対である、条件によれば賛成である、条件によれば反対であるという。しかも、営農を行なう場合に、いま学校の生徒までが、あそこで農業を営むならば農業高校を選ぶが、農業がやっていかれないならば他に行かねばならぬ。就学の問題まで非常な困難に突き落とされておるわけです。そういう点で、賛成もありますと言うけれども、単に土地を国家のためなら一切提供しても無条件で賛成だというものは
航空審議会の委員であり、同時に産業計画会議の委員であって、両者を兼ねている委員もおるわけですから、——産業計画会議の出た意見についてはあります。それは名簿をごらんになれば兼ねているものがあります。そういう場合に、産業計画会議の意見というものは、あの資料は全然あなたのほうでは、今後ともとるに足らない意見としてのけているのか、それとも今後さらに調査検討する用意があるのかどうか、その点を伺っておきたい。
それじゃ最後に伺っておきますが、二年にもなっていまもって場所の決定ができないのは、政府部内の意見の不統一がそうさせているのか、それとも外的な条件のために決定できないでいるのか、その点を伺っておきます。
この場合所管は運輸省ですか、運輸省のみで決定できますか、あるいは、この間千葉県知事は、県内がこのためにこの土地の人心を非常に動揺させているというので、知事は佐藤総理に会って帰った。佐藤総理は十分調査検討して、新たなる観点でこの問題の解決に当たりたい、こう言っておられるのです。それは千葉県知事の県会における答弁ですよ。その場合、一体これは佐藤総理が決定するわけじゃないでしょう。閣僚会議なりなんなりで決定するのでしょうが、それは一体閣内の意見の不統一のためにいまもって決定できないでいるのじゃないかということを伺っておきたいのです。閣内の意見はすでに統一されているのかどうか。
最後にもう一つ伺っておきたいのは、八街・富里地区の人たちは、あなたのほうから最適地は八街、富里であるというような発表をされて以来、非常に動揺しているわけです。しかもあそこの土地は、営農地としてりっぱに立っていく土地であって、畑地かんがいなども、県の補助も政府の補助も受けずに、自分たち独自でやっている。いま畜産団地もやっておるし、土地改良もどんどん進んでおる。その一方で、おまえたちの住んでいるところが適地である、君たちの住んでいるところが適地なんだというように言われて、その生活、あるいは仕事の上、学校の問題にしても、非常な混乱の中に放置されておるわけです。したがって、当局としては、富里・八街地区以外に、他に考える余地がないのか、あるい
終わります。