文部大臣の立場でそのように認識している、こう申し上げます。
文部大臣の立場でそのように認識している、こう申し上げます。
これは私がとやかく申し上げる立場じゃございません。恐らくおおむね同様の御認識ではなかろうかと推察をいたしております。
ただいま特別に声明を発するというような気持ちはございません。
侵略という言葉を一般的に排除いたしておるわけではございません。何度も説明を申し上げておりまするように、ある教科書の記述において中国と諸外国との間の戦争一般について記述をいたしておりまする場合に「進出」という言葉を使い、わが国と中国との戦争についてだけ「侵略」という言葉が使われている、歴史の教科書ですから表現を統一なさったらいかがでしょうか、その際、「進出」という言葉がより客観的な表現ではないでしょうか、かような改善意見を出したことは事実でございます。 したがいまして、今後のことについてのお尋ねでございますが、これは具体的に原稿本が出てきた時点で判断をすべき事柄でございまして、一般的に侵略という言葉を一切排斥する、拒否するというよ
さようなことを申したつもりはございません。
繰り返して申し上げておりますような姿勢で検定をいたすつもりでございます。
同一の教科書の原稿本について今回のような記載がなされております場合は、今回同様の改善意見を付することになります。
仰せのとおりでございます。
特定の教科書の記述について、 「侵略」という言葉に関連して改善意見を出しました事情、文部省の判断につきましては、何度も申し上げたとおりでございます。内容が全く同様な原稿本が出てまいりました場合には、同じような改善意見を出すつもりでございます。
これも繰り返して申し上げたことでございますが、歴史の教科書におきましては、信通すべき史料の裏づけを持つ史実を客観的に考察し判断する力を養うということを旨とすべきものだと考えております。したがって用語につきましても、できることならば、客観的な用語、価値判断を伴わざる用語を用いる方が適当ではなかろうか、そのような認識のもとに検定をいたすつもりでございます。
最終的に法律に根拠を置く告示でございますから、もとより文部大臣の恣意によって左右されるべきものではございません。
これは告示ではございますが、従来制度としてずっとやってきておることでございますから、そう安易に改訂できるものとは思っておりません。
三年ごとに改訂をするということを行政の面で積み上げてきて今日に至っておるわけでございますから、一挙にこれを一年に変えるというようなことはよほど慎重を要する、簡単にできることとは考えておりません。
文部大臣の権限に属することでございますから、申すまでもなく不可能だなどと申すつもりはございません。
御趣旨は十分理解いたしますが、きわめて正直に申し上げまして、まだそこまで文部省は手が回りかねておるというのが実情のようでございます。
御趣旨は十分理解できますので、一挙にというわけにまいりますまいけれども、おいおいそのような調査も実行してまいりたいと考えます。
事態がここまでのことに立ち至りましたことについては、心から憂慮いたしております。先ほども申し上げましたが、当方の立場、当方の真意を正しく理解してもらいまするためになお努力をする余地が大いに残っておると考えますので、しからばどのような措置をとるべきかということにつきましては、外務省とも十分協議をいたしまして決定をしていきたいと考えております。ただいま直ちにこのようなことを実行したいという具体案は持っておらないわけであります。
総理大臣も今回のことについてはきわめて強い憂慮の念を表明なさっております。私に対しまして、友好親善め関係を損なうことがないように全力を挙げて当方の立場の理解に努めてほしい、このようなお言葉でございました。
総理が訪中されるまでにぜひとも円満な形で解決をいたしたいと思っておりますが、話し合いはようやく緒についたばかりでございますので、ただいま的確な見通しを申し上げることができないわけでございます。
私がこの問題に対処いたしまする心構えにつきましては、るる申し上げておるとおりでございます。これが御批判を受けるということでありますれば、これは甘んじて受けるつもりでございます。