これは内閣官房長官にまずお伺いいたしますが、櫻内義雄さんという前外務大臣がいらっしゃいます。この方は、中曽根派閥の重要幹部でいらっしゃるということを承っておりますが、この派閥の中ではどれぐらいのランクと言ってはなんでございますけれども、その関係を承っておきたい。いや、これは決して枝葉の問題じゃありませんよ。やはり重大な関係がありますから、私は速記録をつけてお伺いしているのであります。どうかひとつ、まじめにお答えを願いたいと思う。
これは内閣官房長官にまずお伺いいたしますが、櫻内義雄さんという前外務大臣がいらっしゃいます。この方は、中曽根派閥の重要幹部でいらっしゃるということを承っておりますが、この派閥の中ではどれぐらいのランクと言ってはなんでございますけれども、その関係を承っておきたい。いや、これは決して枝葉の問題じゃありませんよ。やはり重大な関係がありますから、私は速記録をつけてお伺いしているのであります。どうかひとつ、まじめにお答えを願いたいと思う。
よく答えていただきました。そのとおりでございまして、これは何も秘密にしておくことじゃない。 中曽根派の会長でいらっしゃるこの櫻内さんが、十二月の初句に中国へおいでになって、それで呉学謙外務部長とお会いになっておる。その会見の後で、北京で記者会見をおやりになっているわけであります。その内容は、客観的にだれが見ても、やはり総理・総裁あるいは官房長官等の意向を十分持って、外務部長との会見にも臨んでおられると憶測するに足る発言が多いのであります。でありまするから、今内閣その他行政府の重要なポストについていられないとしても、その発言は非常に重いと見なくてはいけない。 その発言を見てまいりますと、靖国神社にA級の戦犯が合祀をされているこ
今外務大臣のおっしゃった、靖国神社は宗教法人で政教分離ができて国家とは、日本政府とは何にも関係がない、これは公式的通り一遍の御答弁ですけれども、それは、この前の質問でも言ったようにもう崩れているのです。だから、厚生省なんというものは全く理屈にならない。泥棒にも三分の理屈と言うけれども、三分にもならぬような理屈で牽強付会な答弁をしているけれども、そんなようなひきょうなごまかしの答弁はとても、立法府の中で、公式討論の中で許されるべきじゃありません。これはまた後でやります。 今おっしゃった政教分離、靖国神社は独立しているから自主的に決めるんだという、その答弁はいただくわけにはまいりません。それが政府の公式の見解だとすると、そんな公式の
それはあなた、中曽根さんが、いわゆるA級戦犯を靖国神社の合祀から分離する、分離することによってこの問題に対外的な関係も含めて終止符を打ちたいという意向を櫻内さんに持たして、そして中国へやらせたということをこの場で正式に認めれば、これは首相の立場もないだろうから、あなたのようなわけのわからぬ、愚にもつかない答弁で逃れる以外にないのだろうけれども、余り人を小ばかにしたような答弁をしなさんなよ。役人の小手先で我々はここでやりとりするわけじゃないのだ。あなた、だれが聞いてもわかるようなちゃんとした答弁をしなさい。そういう小ざかしいことを言ってはいけない。 それではまた続けて言いますよ。櫻内さんは北京における記者会見の中で、いいですか、な
私も、櫻内氏とは個人的に非常に親しい。親しいだけに私はこの問題については、あえて彼の見解を聞いてない。聞けば、みんなあなたと違ったことをおれに教えるだろうから、だから聞かないんだ、恥かかしては悪いから。しかし、あなたたちは、そういうこともちゃんと勘定に入れて答えてくださいよ。いいですか。 そのときに櫻内氏は、記者会見でこういうことも言っているのですよ。今後、靖国神社の公式参拝をどう取り扱うかという問題について、日本遺族会の会長が村上勇氏から長谷川峻衆議院議員に交代した、このことは挙げて長谷川君が靖国神社はおかしいぞと思うというところから解決をしなければならないと思う、こう櫻内氏は述べている。中曽根派閥の会長ですよ。中曽根さんに一
全く私がここで何ぼ質問したって、壁に向かって物を言っているようなものだ。委員長も御存じでしょう。この委員会の権威をお考えになったり、私の言っていることが国の基本に関する重大問題だと思ったら、いま少しまともな答えがはね返ってくるような政府委員を出してくださいよ。それが官房長官であり総理大臣なんだ。何も総理大臣がここに来れない理由はないし、官房長官が来れない理由はないんだ。わけのわからない者を出して時間だけを空費するというようなことは、実際遺憾にたえない、残念にたえない。まだ問題の本質をとらえて――委員長も、本質をとらえておいでにならぬのじゃないかと思うのです。何も意地悪でこんなことをやっているんじゃない。国の存立に関する、国の基本に関
とにかくあなたは官僚だからそれ以上のことを、政治の場面における総理や官房長官のことをしゃべれぬと私は思うから全く困ってしまうんだ。けれども、櫻内さんは、先ほども言うように中曽根総理との、いわゆる会長とか身内よりも近い仲においてこういうことを強調されているんだから、これはよっぽど政府の意向、総理の意向、官房長官の意向を代表して言っているものととるのが普通なんだ。さもなければ、戦犯は靖国神社の合祀から取り外しますということを強調した、そういうことまで言明できるわけないじゃないですか。これはいま一回、あなたは答えられないのだから、これはネックにしておきます。改めて官房長官から、あなたは私の質問に対する回答を持って、いま一度私のところへ寄せ
外務大臣の御認識はやや正鵠に近いと思っておりまして、これは中国の人民に対して今中国の首脳が全力を挙げて努力をしている最中、あなたが呉学謙外務大臣にお会いになった。彼が非常にあなたに感謝をした。感謝をしながら、今述べたように、中国の人民感情を害さないようにしてくれということをつけ加えられた。ところがそのとき、あなたに直接かあるいはあなたの随行者にかどうか知らぬけれども、呉学謙部長が、今の中国で北京、西安、その他藩陽で、学生がデモなんかで非常に大騒ぎをしております、それを鎮圧するために苦労しておるが、あれはあんなものではないのですよ、それはもう中国全土にこの反日感情、抗日感情は広がって蜂起しておるんです、それはもう大変なものですというこ
今一週間もたちませんけれども、例の北京で胡耀邦総書記が、日中戦争については、この先今後なお四十年間中国人民は忘れることができない、なぜかと言えば、私もその先はちょっと聞き違いかもしれません、私の推定がありますけれども、アヘン戦争じゃないかと思いますが、その戦争で中国人が心の痛みを忘れ去るにはちょうど八十年かかった。これはどうも八十年かかったということは、香港返還の問題について説明されているのかと思うのでありますが、ともかく八十年間。それから見れば日中戦争はまだ済んで四十年、ちょうど半分だ。まだこの先四十年はこれを忘れることはできない、言いかえれば、日本の不当なる侵略戦争によって中国人民が受けたこの痛み、この恨み、この悲しみは、なお今
外務大臣がおっしゃった、そのお言葉のとおりだと思いますよ。常に加害者としての立場を反省しながら友好を続けていかなければならないというその基本姿勢は、私は全くそのとおりだと思うのでありまするが、しかし、残念ながら日本の首脳部――あなたも首脳部ですけれども、あなたを除外するとしても、首脳部にそれができてない。それから日本国民の中にもそれができてない。これが一番問題の本質だと私は思うのであります。 くどいようでありまするけれども、四十年前の第二次世界大戦、我々は敗戦国。敗戦国の仲間は、ドイツであり、イタリア。その敗戦国が、いわゆる不当戦争の挑発者として戦勝国側から非常に追及をされた。しかし、それに対して、今の戦勝国側のこの三つの敗戦国
今までの答弁は全部うそです。こういう答弁で国内問題、国際問題を解決できるなどと考えたら、大変な誤りですよ。先ほどからも私が言っているように、私はこの外務委員会でこれは三回やっている。今、四回目だ。 第一番目に、靖国神社は場所をかりて戦没者だけ祭るのだ、何をでたらめを言う。あれは神社宗教だとは言いながら、靖国神社というものは、宗教というものは、宗教法人の存在しているものはやかたなんだよ、鳥居なんだよ、灯籠なんだよ。仏教へ行ってごらんなさい。仏教に鳥居があるか、靖国神社のような灯籠があるか。それを全部兼ね備えることが宗教法人成立の絶対要件なんだ。鳥居も神社も関係ありません、かしわ手二つ打つところを二つ打たないで一つ打ったから、だから
よし、やりなさい。(「うそ言うな」と呼ぶ者あり)何を言うか。おれはおれでやはり経験があるから、経験の深さを言っているんだ。(「うそを言うな、鳥居があるよ」と呼ぶ者あり)経験の深さを言っている。つまらないことを言うな、何もわからぬで。(「さっきから言っているのはみんなうそだよ」と呼ぶ者あり)第三番目で言う。何を言うか。やじりたかったら、正式に発言を求めてしゃべれ。正式に発言を求めてしゃべれ。つまらないことを言うんじゃない。
第三番目だ。先ほども言っている大灯籠における戦勝国としての彫刻は、何だあれは、君。あれも靖国神社を形成している重大な要件じゃないのか。それには君、ちゃんと南京入城から日本が戦争に勝ったことが、灯籠の中へ全部彫刻してあるじゃないか。しかし、それは一体日本が本当に敗戦を深く反省した形がね。どこに一体加害者としての反省があるのかね、君。それも政府は関係ないと言うのか。靖国神社が独自にやっていることだから、政府は関係しないと言うのか。どうだい。
そういうのは三百代言的答弁だと言うのだよ。かしわ手の二つを一つにしたから神社のお参りにならない、神社の拝殿に入っていってかしわ手二つを一つにした、二つ下げる頭を一つにしたからお参りしたことにならぬ、そういう小汚いへ理屈はやめなさいと言うのだ。そういうことにこだわっているから、問題がますます火を噴いていくのです。 ただあなた、さっき言った。小林先生はいわゆる経験の深い政治歴の長い人だから、その点尊敬いたしますと言った。これだけはおまえ、立派だ。そのとおりだ。これだけは立派だ。どこの世界へ行ったって、長幼序ありだ。小学校に行ったって一年生や六年生がある。やはり上級生を尊敬するというのは人の道だ。この道で三十年飯を食って、君たちの――
ようやく問題のさわりまで来たけれども、それはこれから外務省と連絡をとって、外国における風当たりの強さを鎮静するようにあの手この手を考えていきたい、それは確かにやらなければいけない。私の言っているのは、緊急性がありますよということなんだ。まごまごしていると、だんだん火を噴いてきますよと言っているんだ。そこまで思い至ったのなら、もっと勇敢に早急に手を打たなければだめだと言っているんだ。それが一つだ。 次の問題は、この前も言ったが、台湾人が二万七千人靖国神社に合祀されている。南北朝鮮人が二万人合祀されている。やめてくれと言っているんだ。ところが、それをやめないと言っているんだ。この問題はどうかね。これもだんだん火を噴いてきたろう。
靖国神社は、照会したとは言っておりません。照会するというのは、その中の何人かを照会するのでしょう。二百四十万だ。二百四十万そっくり厚生省が認定してくれた、その認定したものを宮司が祭ったんです、こう言っている。照会なんてものじゃありません、手続なんてものじゃありません。あなたのところから、これを祭りなさい、これは祭りなさんな、これは認定する、これは資格がない、全部やっているんだ。戦争中には、それは陸海軍が審査委員会というものを設けてそこでやって、上奏して、祭祀を決めた。今は厚生省が決めて、上奏はしないけれども報告はしていますよ。宮内庁から宮中へ報告しているのは、靖国神社か厚生省がどっちかがやっているけれども、上奏ではない。それは違う。
これは、三年前からいわゆる南京虐殺事件といって、日本の教科書改ざん問題なんだ。アジアの国々が全部蜂起して問題にした重大事件だ。三年前から火が噴いて、文部省はもう済んだと思っているが、済んではいないんだ。済んではいないのみならず、これがひいては、中曽根靖国神社参拝を契機として火を噴いてきた重大なる問題の要素なんだ。要素だから、中国はことしの二月から昼夜の分かちなく動員をして、六カ月で記念館を南京に設立した。そして、これだけの資料を全部陳列した。その玄関の入り口には、鄧小平、今中国ではナンバーワンだ、この人のみずからの筆に成る、日本軍の三十万人中国人南京虐殺の、これはちゃんと表札を掲げている。その三十万人も、「三十万」じゃないのだ「三〇
今のその回答などというものは、全く君たちは朝令暮改だよ。かつて君たちが、いわゆる日中戦争は進入だ進入だと言っているころには、そんな答弁は一つもしなかった。それが世論にたたかれ、外国からたたかれ、どうにもならなくなったときに初めて侵略に直したら、今度はその言葉に対して今も言うように、小学生がどうだ、中学生がどうだ、そんな難しいような解説は子供の教育にならぬからこんなところでいいんだ、そういう説明にまた変えてきた。なまっちょろいことを言っちゃいけませんよ。 同時に、私はここで言うけれども、あっちの方で、私は何もあんな外野のやじに答えるわけじゃないけれども、私どもは国会議員なんだ。国民の代表なんだ。主権者の代表なんだ。ここで我々に答弁
今言うように、そういう答弁の仕方は了承できない、そんなものは。いま少し勉強したまえ、君、三年前にこういう教科書の問題について君たちが答弁したことを、いま一回振り返ってみたまえ、君。国会の中でどういう答弁をした、どういう発言をした。まるで君、裏と表とひっくり返すようなごまかしの答弁で終始しているじゃないですか。各教科書が、小学生であろうと中学生であろうと、その根底をなすものにはきちっとした基礎というものができていなくちゃいかぬ。事実というものを正しくつかんでいなくちゃならぬ。さもなければ、教科書の編さんなんかできるわけないじゃないか。子供だから、何も真実を追求して真実をつかんでいく必要はない、この程度でいいんだというのが君の今の答弁に
それでは君に質問するが、田中正明という人を知っていますか。