尾
尾津久子
證人
1948-05-21
参議院・司法委員会
それは別にお見舞弁護士と言つております。
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それは別にお見舞弁護士と言つております。
そうらしいですね。ですから私、弁護士さんのお名前も知らないのです。
行つたことはありません。
私の家へですか、來ないです。
法廷ではお会いしました。
名前を訊かれても、ちよつち分らないですね。知つているのは二人か三人しかないです。
弁護士さんの米村さんという方と、中田さんとか言つていました。それから森山さん、それからあと分らないです。
覚えていました。覚えいい名前ですから。
法廷で皆お会いしました。
家で会つたのは米村先生位ではないでしようか。
そうです。
それは私は、お金はきちんきちんと賄いの金しか貰つておりません。全然ありませんから、弁護士へ拂うのだからと言つて、傳票を持つて行つて貰つたわけです。事務所へ行つて……。
上條さん、森山さんに拂う……。
拂わないのです、お見舞弁護士ですから。
ええ、ちよつとも拂つてないのです。ですから氣まりが悪いくらいです。
ないでしよう。
一度上條先生から言われて、余り何で済まないから車賃を上げてはどうかと言つて、千円ずつ上げたと思います。車賃として。
ええ。
ええ、そうです。それも事務所から金を貰つて……。
事務所から金を貰つて拂いました。