尾
尾津久子
證人
1948-05-21
参議院・司法委員会
私ちよつとわからないことが多いのでございましい……。
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私ちよつとわからないことが多いのでございましい……。
三十九です。
昭和十八年です。
籍は子供ができまして昭和十九年頃に入りました。
とつても不断は温厚な人でして、ただ短氣が缺点じやないかと思います。不断はとても人に対して、誰に対しても、もの静かな人でして、皆さんにとても褒められるぐらい、とにかく静かな人です。
ただちよつと何というのでしようか、何て言つていいのでしようか。かつとすると、どなる癖がありましてね。
そういうことは絶対にいたしませんです。それで、後で自分で叱つてみて、怒つてみて、ああ悪かつたといつて謝るような人です。
家族ばかりではございません。誰にでもそうです。不断は無闇に怒つたりしたことない人です。
一切そんなことは絶対にないです。ただ間違つても言いつけたことをしませんと、かつとして怒りますのですの。
ええ、絶対に毆つたことはないです。私が一緒になつてからは。
趣味といえば、やつぱし本だとか、俳句だとか、そういうものが好きです。
は。
ああいうものは嫌いです。
絵も好きですね。
自分で絵を描くときもありますけれども、今は全然描きませんです。
派手といえば派手でようが、地味というほどではないでしようね。
それは、ないことはないです。
そういうこともありません。ああいう性質ですから、私共がそういうことに口をきいたりするとやかましいですから、私は一切自由にさせて置くわけです。
どういうのですか、皆さん、そう言う人が多いのですが、私たちにしてみれば、つき合つてみれば実はよい人だと皆さんおつしやるのですが、とつつきが悪いんじやないでしようか。
知らない人は、そうお思いでしようけれども、会つて見て、ああ、この人は人格者だという方が非常に多いのですが。