公述人の山内徳信でございます。 意見を申し上げる機会を賜り、厚く感謝を申し上げます。私は、沖縄戦を生き残った者の一人として、本日は、率直な意見を申し上げさせていただきたいと思います。 一、初めに、あの光景を忘れるな。 かつて大英帝国の植民地下にあったインドを、不服従の闘いを通して独立に導いたマハトマ・ガンジーは、理想なき政治は罪悪であると喝破いたしました。 今日、我が国の政治、経済、社会等、あらゆる面において混迷を来しております。理想や理念、政治哲学を失い、利欲にまみれ、夢も希望も持てない社会状況は、まさに罪悪であり、国民にとって不幸であります。 ドイツの元大統領ワイツゼッカーは、一九八五年、ドイツの敗戦四十周年
