私はこの委員会に初めて出席したものですが、二、三お尋ねをしている中で、あるいはすでにこの委員会で論議が半ば盡されているものも重複するようなことがあるのではないかということを危惧いたすのですが、簡単に二、三点をこの機会にお尋ねをしておきたいと思います。 今同僚の黒田委員から憲法第七十二條を指摘されまして、外務大臣の国会に対する外交問題に関する責任がただされたのであります。私がこの憲法論を指摘いたしまするまでもなく、後段の黒田委員の所見の通り、外交の本則はやはり公開でなければならぬ。ことに日本民族の独立と日本の将来の平和とを確保するということにつながる重大な講和問題に対して、政府はすべからく国民とともにこの講和條約に入るという心構え
