私は、大槻さんの意見と一致する点は省略いたしまして、中身だけを簡単に申し上げたいと考えるのであります。 三十七年以来、数度にわたる手厚い保護政策を受けてきましたが、今日御承知のような瀕死の状態に追い込まれておるのが石炭鉱業界の姿でございます。その原因はいろいろありましょうけれども、実際仕事に携わっておる私らといたしましては、一に炭価が不当に安い。補助政策もいろいろありましたけれども、炭価政策に対してあまり考慮を払われておらない、極端に言えばちょっとも考慮を払っておらないという結果が、今日の窮状に追い込んだおもな原因であろうと私は考えておるのでございます。 いかに安いかと申しますると、戦前すなわち昭和十四、五年ごろの炭価はおよ
