それはやみですからはいりません。
それはやみですからはいりません。
賣りに來たものもあるでしよう。
酒何本ということですか。
傳票は酒ならば八百円で何本、九百円で何本買うた。そうしていくら出した。差引きいくら残つたということはつけます。
いや受取じやない。
職員からですか。
運動員とは……。
職員に、かりに旅費日当を渡した場合に、職員でなしにもらつた人から職員が領收書をもらつたかとこうおつしやるんですか。
それはありません。
いや事務員を信用するより、むしろその業者を信用しておつた。
それは事務員はたつた一人使つているわけじやありませんし、またそういう不正に使つたとは思いませんし、また業者は自分が十日間おつたからいくらくれと言つて請求した人もほとんどないくらいで、なゼこれを渡したかといつて、中にはあした帰るから、あさつて帰るから切符を買うてくれと言うから、あなたがお帰りになるなら精算をしてあげなければならぬと言うと、いや自分は自分のことで來たんだから、そういうものはもらつては氣の毒だ、いや皆もらうのだから、あなたがもらわぬとほかの人がもらいにくいからと言つてやつたということも聞いておりますし、またその外に、來た人でもほんとうにもらわぬ人もあります。それは自分が家を持つておるとか、友人の家に泊つたとか、黙つて帰つた
私が会社の大元締になつたのは、西九州、北九州の両方の人たちからそう言われたので、私は北九州だけの人からそうしてくれと言われたのではなくして、西九州、北九州両方の人から、あなたを見込んでやるのだから安心ですと言われた。私は再三そのときは断つたのです。そういうめんどうくさいことはいやだからと言つたら、しきりにまあやつてくれと、たつて頼まれたからやつたので、そう一々疑われるようなことでは、私は最初からこんなめんどうくさいことは引受けない。実際の話がそのときは、あなたがしておれば何も言うことはないのだ。皆不平が起らぬし、疑いをもたぬからやつてくれ。そうしないとほかの者がとやかく蔭口を言いたがるものだからということでやつたので、職員がどうする
はつきりなぜ帳簿をつくつてきちつとやらなかつたかというのですか。そういうことなら私は断ります。私というものを大体において業者は皆知つておるのです。
これは專属の職員ではありません。
ちよつと待つてください。百八十日もこの運動が続くとか何とかいうことは予想しなかつたのです。長くとも四十日か五十日だ。九月一ぱいの会期でしたから、それでしまえるものだと思つた。ところが未曽有の大巾の延長、四十日という引延し、延長をやられて、またさらに三十日とかやつた。とうとう十二月にかかりまして、こちらもそれにつれて、ずるずる長くなつたようなわけで、そんなに長くなつたので、私はへとへとになつてしまつた。
副委員長とは何ですか。
私は大幹部でも何でもない。山が小さいし、そんなものでもない。
留守番役でもありません。
それは相当に陳情にまわつた。私は大体ずるいというのですか、あまり動きまわることを好かないのです。それで必要以外に出なかつた。それで人が訪ねてくれば私は会つた。たれか留守番がおらぬと、人が來ても会う人がいない。それを自分が引受けてやろう。それで私は出なかつたのです。
出ないことはないのです。個人的の動きをしなかつたということだけです。