外務大臣が、岸総理の核武装をしない、自衛隊もしないばかりじゃなく、アメリカ軍の持ち込みにも反対するということに賛成だというなら、なぜ協定を結ぶところまで持っていかないかということを聞いておるのです。ただ総理大臣の核武装しないという方針に賛成だとか反対だとかということは、今まで再三聞いたことです。賛成なら、外国に対する影響、国内の日本国民をほんとうに安心させるために、なぜこの協定を結ぶところまで要求しないか。それを聞いておるわけです。
外務大臣が、岸総理の核武装をしない、自衛隊もしないばかりじゃなく、アメリカ軍の持ち込みにも反対するということに賛成だというなら、なぜ協定を結ぶところまで持っていかないかということを聞いておるのです。ただ総理大臣の核武装しないという方針に賛成だとか反対だとかということは、今まで再三聞いたことです。賛成なら、外国に対する影響、国内の日本国民をほんとうに安心させるために、なぜこの協定を結ぶところまで要求しないか。それを聞いておるわけです。
あなた自身は、そういうことは起り得ないと考えるからと言われるけれども、私のさっき言ったのは、そういう自己満足して大丈夫だと思っておられても、このことが外国、特に社会主義陣営には非常に大きな悪い影響を与えておるということはお認めにならないですか。
世界的にそういう空気にあるならば、なおさらのこと日本が率先して今問題になっているアメリカと日本との間に——アメリカ軍が日本にいるのですから、そのアメリカ軍を核武装しない、いわゆる核兵器を持ち込まないという協定をアメリカと日本が結ぶように努力をするかしないかは、私は世界の核武装を食いとめるかどうかという問題にも大きな影響があるばかりではなしに、日本の今やっておる政府の方針、日本の岸内閣に対する外国からの信頼の問題にかかわってくる中心点だと思うのです。ですからさっきから聞いておるのですが、そういうふうにはっきり協定を結ぶように——できるかできないかわかりませんよ、協定ですから。アメリカが拒否するかもしれない。しかし、少くとも日本の政府が
しかし総理大臣の特使として行かれたのでしょう。
総理がどういう形でやろうが、いやしくも今韓国と日本とは会談という重要な問題を控えておる。そのときに、いかなる形であろうが総理の親書を持って矢次さんが韓国へ行ったということは、これは外務省の関知しないところだといことでは済まないのです。外務大臣は外務大臣としての責任において、この前、こういうやり方というのはいろいろ悪い影響があるからやはり外交ルートでやるべきであって、矢次さんを特に派遣するというようなことは慎重にやってもらいたい、こういう私の質問に対して、今後はやらないとあなたはここで言明された。それにもかかわらず首相がどのような考えであろうがそういう動きをされたときに、自分は知らないで済みますか。どういう意思で総理が矢次さんを派遣す
そうすると、矢次さんが向うへ行って李承晩その他と会った会談の内容については、あなたは全然御存じないのですか。報告もされておらないのでしょうか。あるいは報告は受けておるけれどもここで発表できないという性質のものですか。
それでは外務大臣としては、この重要な段階に、総理が派遣した使節から何らの報告も受けず内容も知らないで、今後の日韓の交渉がやれるとお思いですか。
これもあとでもう少し質問する機会を作りたいと思いますが、時間がありませんからやめますが、そうすると総理が親書を持たして、やっておる、その親君の内容については外務大臣には何らの相談もなかった、こういうわけですか。
考えておると言うて、その親書の内容を御存じであったかどうかということを聞いておるのです。
そうすると、その内容の概略を総理から外務大臣に事前に話はされたわけですか。
問題になりました十一日のステーション・ホテルの会合は、朝鮮懇和会が主催で沢田全権を囲む会、こういうふうになっておったようでありますが、この会合の発言が公けにされることを予期されておったでしょうか、それとも公けにならないと思われて発言されたのですか、あるいは全然そういうことには無関心でただああいう発言をされたのか、この点をまず伺っておきたい。
そうすると、今大西さんの質問で押し返すという言葉は訂正されたのですけれども、私はあの中に流れておる考え方というものが、先ほどから言われた朝鮮の統一に相当悪い影響を及ぼしたのじゃないかと思う。日韓会会談だけをとってみれば、あなたの発言がどういう影響を及ぼしておるか、これは即断できないと思いますけれども、日韓会談というものはやはり朝鮮の統一という大きな世界的な議題と結びついた問題でなければならない。少々統一のじゃまにはなっても日韓会談さえ両国の間がうまく話がついて問題が解決すればいいという立場と、やはり統一の問題を常に念頭に置きながら日韓の会談をやっていく立場と私は両方あると思うのです。この点から沢田さんの発言を見てみますると、日韓会談
その考え方に基いてやられて、政府なりあなた方が、この程度なら大したことはあるまいと思われていることが、意外に朝鮮の統一には大きく響いておる。また今後響く問題が出てくると思う。現にいろいろ出てきておるわけです。さっき午前中に私はあなたの発言をめぐって外務大臣にも伺った。自由主義陣営と協調するということが今の内閣の外交方針の基本なんですね。そうした場合に、この朝鮮の統一ということを考える場合、やはり韓国の勢力による統一ということを希望されるのではないか。これは当然だれもが考えつくところです。政府としては、それは北と南と比較してみれば、南の方が自由主義陣営に近い、こういうことを外務大臣ははっきり言われるわけです。そうすると、今南の朝鮮の政
国連も朝鮮が南北に今三十八度線で分れておる現状を認めておる。さっきも言われたように、その現実の上に立った場合に、十一日のような発言をされれば、これが北鮮に好意を寄せ、味方をしている人々に大きな反響を呼んで、朝鮮の統一ということに悪い影響を与えるということは予想されずに、あれは発言されたのでしょうか。
それが意外に大きな問題になったということは、やはりこれが朝鮮の統一ということにいかに敏感に響いておるかということを物語っておるのです。それで先ほど言われたように、とにかく朝鮮の統一は日韓会談が終ってからだ、こういう考えでは、私は日韓会談そのものが、かえって日本を中心にしたアジアの平和の障害になるような問題を背負い込まなければならぬ可能性が十分あると思う。ですからたとえば美術品返還の問題にしましても、これは外務省の説明によれば、本会談を友好な零囲気にするための一つのゼスチュアだ、こういう発言でもって説明しているのです。しかしほんとうにこれが朝鮮の統一、統一朝鮮ということをもっと重視して考えれば、それらの美術品をもし返還するとすれば、当
最後に私は、田中さんもさっき全権の辞任の問題を出されましたが、これはああいう発言をされた反響から考えても、それから先ほどから伺っておる全権の考え方からしましても、この重大な段階において全権を続けられることは不適任だと思うのです。むしろああいう重大な発言をされた責任をとられて、この際辞任を申し出られた方が、会談のためにも、それから朝鮮の統一のためにも、私はむしろ適当だと思うのですが、そういう辞任を出し出られる御意思はないかどうか、はっきり御返事を聞きたいのです。
最初は日ソ漁業の問題ですが、漁獲量の豊漁年と不漁年の十万トンと八万トンのいわゆる基準、日本側としては基準というものはさまってないのだ、科学的な調査が終るまでは、毎年々々両方の主張を出し合って、そのつどきめていくほかないんだという立場をとっておるし、向うはおそらく今までのいろいろの説明を見ても、大体イシコフ・河野の了解もあるし、これは基準と考えておるだろうと思う。ところが、今後、先ほどの金山さんの御説明では、ソ連側も基準とは考えておるけれども、との基準は少し低過ぎるという方向になりつつあるのではないか、こういう御説明でしたが、そうすると、科学的共同調査が終るまでは、日本としてはあくまでもそういう基準はないものだといろ建前で、その年その
そうすると、今度ソ連側が十一万トンを認めたのは、その基準が低いという観点からソ連は認めたのか、それともオホーツク海の禁漁の問題と関連してこれを認めたのか、どっちに理解されておりますか。
外務大臣に伺いますが、私どもが今度の交渉の過程をずっと見ていると、十万トンになるときにもうすでにオホーツク海の問題は、相当向うが強硬に出てきておるし、ましてやこれが十一万トンに認められた場合には、やはりオホーツク海の問題と、交渉の過程じゃ、相当関連して向うでは乗り出してきたように思うのですが、今のようなお話で、これは全く基準の適否ということからソ連が十一万トンを認めたとお考えですか。
そこで公海自由、公海漁業の自由の問題と関連して、われわれの今まで聞いておった政府の答弁なり説明は、公海漁業の自由は絶対に守るんだと非常に強い決意で臨まれておったわけです。それで今度の妥結のころの経過を見ると、総漁獲量をふやすために来年から出漁しないということを認めたとわれわれには理解されるのです。先ほど公海の自由は認められておるんだと言われるけれども、現実にはこれは行使できなくなっているわけですから、ここに今まで長年主張してきておる公海の自由の原則というものは、今日世界的にだんだん根拠が薄くなってきているのです。ソ連ばかりでなしに、多くの国が沿岸国の保護ということを強調し出してきて、どちらかというと比較的に公海の自由というものは根拠