このたびのイラクのクウェート侵攻に際しましては、国際社会の平和と安全の維持、回復におきまして、東西緊張の緩和という背景もございまして、国連が主導的な役割を果たしておるわけでございます。そこで、安保理が経済制裁を含めまして一連の決議を採択してきている次第でございます。 他方、国連の歴史におきまして、これまで国連憲章第四十二条、四十三条に基づく措置をとったことはないわけでございます。国際情勢の変化はございますけれども、現時点におきましては、いまだこの四十二条、四十三条に基づく国連軍が極めて近い将来結成される状況にあるとは思われない次第でございまして、この点の御認識は御指摘のとおりだと思います。また、近い将来これが決定されるという状況
