先般、防衛庁長官を拝命いたしました栗原祐幸でございます。 厳しい内外の情勢下に国の基本にかかわる防衛行政を担うことになり、責任の重大さをひしひしと感じております。微力ではございますが、委員長を初め委員各位の御鞭撻のもとに全力を挙げてこの大任に取り組む覚悟であります。 重ねて各位の御理解と御協力をお願いして、就任のごあいさつといたします。 次に、我が国当面の防衛政策につき、この際、若干所見を申し述べさせていただきたいと思います。 御案内のとおり、米ソ両大国を軸として東西両陣営に強い不信感が存在し、国際情勢の流動化の中で世界各地に紛争と緊張が続いておりますことは冷厳な事実でございます。特に、我が国周辺においてはソ連極東軍
