さきに申しましたように二十三年の十月からですよ。
さきに申しましたように二十三年の十月からですよ。
それから梨木君も尋ねましたが、請求書に附箋というものが前にはついておつたようと思いますが、これはいつごろからあなたが言われましたように請求書の摘要欄に書くようになつて、附箋というようなものをつけなくなつたのですか。
注意書ですね。
ついておつたと言つた人はうそを言つておつたのですか。
お宅ではずいぶん薄情に従業員の首をお切りになつたが、その中には附箋を書かされた人もありますが、その人を証人に呼んで、書いておつたということがわかつても、うそだと言い切れますか。
附箋というのは問題ではない、内容が問題なのですが、これを調べて行かないと、七百七十余万円というものもわからないし、先に出ました千四百五十万円の内容もわからぬのです。こんな質問をしたらまたあなた方は笑うでしようが、しかしこれをはつきりして行かないと、次に質問するようなばかげたことを言わなければならぬ。千四百五十万円はおもに渉外関係に使つたと報告されておる。しかし渉外関係の内容の一端を見ますと、占領軍の人たちとともに、あるいは民間の外人とともに、電源地の視察に行つておることは事実であります。その行つておるときに、芸者を買うて遊んでおる。そうして必要以上に滯在をして、ばかげた金を使つて、これは渉外関係の金に便つたと報告されておる。行つてお
渉外費といえば何でも金を出してくれるのですか。渉外費には渉外費のおそらくわくがあるでしよう。何がためにあなた方は日発に考査委員会を設けてほめる人とほめない人をきめておるのですか。その考査委員会の規定を見せていただけませんがというと、ふしぎなことには罰則の規定がみな燒けてしまつてその規定はございませんと言う。そういうようなばかなことを言つておるあなたにはもう聞きませんが、とにかく、あなた方がこういうふうなルーズな経理をやつておるために、日本の電燈は消えてしまつて、われわれ国民大衆は困らせられるのです。私はもうこれ以上聞きません。
大体関東支店長時代もあなたの金使いが荒かつたということは有名であると総務時代もまたあなたの人当りのいいということは、田中清玄君なんかもきわめて感心しておる。それで私がこのことを申しますというのは、あなたは今の総務というだけじやなしに、関東支店長時代から支店長事務にもよく精通しておられるだろうと思いますが、その点はどうですか。
そういたしますと、日発におられるところの勤務年限が非常に長い。その長い年限を基礎にしてお聞きするのですが、先ほどあなたの証言の中においても、金額請求書のいわゆる内容を示すものが妥当であり、正当であると認められた場合には捨ててしまつておる。こう言つておられましたね。そうしてこれをやりかけたというところの時期はわからない、理由もわからない。ただ現在やつておる現状はこうだから言つたのだ、こう言われまたね。これは関東支店長時代にあつたことか、それともまたあなたのお入りにならない時代に、電気事業関係者がやつておつたことか、この点を承りたいことが一つと、あなたがおわかりでないのだつたら、この点はだれが知つておるかということを聞きたい。
そうしてあなたのやりかけた理由はわからぬというのは、創立時代からこうあつたから、やりかけた理由がわからぬという意味ですね。中途でわかつたという意味ではないのですね。
私の調査によりますと、日本発送電は非常に下の者には不正をやらすのをいやがつて、上の人は不正がやりよいようにできておるところの会社である。従つてタバコ一箱、酒一本を礼に出す場合においても、必ずこれには先ほど申しました附箋、社内のいわゆる通称語で申しますと、これは添付書類、そういうような形において、これが必ず出ておる。こうなつておるのですね。だから以前に必ずこれが出ておつたはずなんです。これは忘れておられるのですか、それとも言われないのですか。
簡單に申しますと、あなたの答弁のうちには、日発としてこういうふうな請求書の内容を示すような、ややこしいことをするやつはおりませんから、もうじきに捨ててしまつております、これは創立以来こうなんですと、こういう意見なんです。結論づけると、こうなります。それに対しまして私たちの調査によりますと、実はさにあらずして、日発というところは、必ず一つのものを出すについては、やかましい規定があつて、それを明示しなければ出さない。だからそれを書いた人があるのだ。こう言うのです。そのどちらがほんとうなんですか。
それでは大体具体的に、簡單に申します。田中清玄君がもらいました千九十三万円という額は、下からずつと使つて来て千九十三万円になつた金か、それとも千九十三万円でみなやつてしまえ、これでやれてもやれなくてもやつてしまえという金かということを聞きたい。なぜこれを聞くかと申しますと、下から上つて来たものであれば、田中清玄君の性格から見まして、これはまだ上る理由がある。また延びて行く理由がある。清玄君を私は知つております。知つておりますから、これは必ずそうなるであろうことを私は予想するのです。だから聞いておるのでが、それをはつきりしてください。
それからセメントのことをお聞きしますが、日発でセメントをいろいろお使いになりますね。いろいろお使いになるセメントの品目のうちで簡單に入手できるものはいいのです。簡單に入手できないで、特別に許可をもらわなければ配給してもらえない、これは一体どういう種類のセメントですか。
私の記憶ではあなたは土木部長になつているのですが、土木部長じやないのですか。
セメントには非常に不正が多い、疑わしい点があるのですが、このセメントをよく御存じの方は一体どなたですか。
名前はどなたですか。
この人はよく御存じですね。
そういたしますと、セメントのことはこれ以上聞いてもわからないから安藤さんに承るといたしまして、ほかのことなんですが、戰争が終りまして直後に、日発がたくさんの塩をおつくりになつたですね。こんな事実はございますか。
そんな不必要なことを親切に言つてもらわんでもよろしい。塩はつくつた、つくらんでよい。聞きたいことは親切に言わないで聞きたくないこととを親切に言うことはいらぬ。 それからこの塩と日発に必要なものと——このうちには、いわゆる労働者の給料も含まれておるでしようが、それとバーター制によつて取引されたことはございますね。