たれとですか。
たれとですか。
あります。
ある人とない人とあります。
衞藤速君はここにずつと同宿でございました。向うは新館におりましたが、私は旧館におりました。これは私どもの北九州石炭のメンバーでございます。從來からずつとよく知つております。その次に伊藤卯四郎君は私は戰爭中からの個人関係がございます。私の宿に來ましたのは約三回くらいと記憶いたします。特に申し上げますことは、一回、二回といろいろ――はつきり申し上げますと、まだ議会に提出になつていない時代でございまして、伊藤君と腹藏ない意見の交換をいたしましたが、第三回目に私の意見と伊藤君の意見とに一致点が見つからずしまして、國管に関する限りもう君とは話をすまい、個人の関係は長い間の関係で別だが、この問題では君とは話さない、というのが私三回目と思います。
上田さんは龍名館に泊つておりましたが、やはり北九州石炭のメンバーでございます。これはずつと会つております。鈴木周次郎さんという人は、たまたまあの人も、今度だけでなくて、長く泊られておりまして、何も別にこの人は関係ございませんが、衆議院の鈴木さんというお方が龍名館にお泊りになつておるということで、あるいは風呂場で、あるいは廊下で会うということで、御挨拶をする程度以外には何ものもないことを申し上げます。
だれだれですか、今のお尋ねは。
長尾君それから西田君につきましては事業関係もございます。伊藤君はその後國管問題については全然関係がございません。なおお尋ねのようにおいでになつたときは石炭國管問題に対するお話をいたしました。
龍名館に來たことは二回と私は記憶しております。
第一回に西田君が來ましたときに、夜中に私は起されたことがございます。私は酒を飲みも何もいたしませんので、そんなに夜遅くまで私の部屋で話したことはございません。
知つております。それは私の部屋を出てからのことだと思います。
私は泊つておりました。あの部屋はたれの部屋でございますか、衞藤速君の部屋じやなかつたかと思います。私と話したのはそんな長時間ではございません。その後はよく知りません。
知つております。宿の人が私を起しに來ました。
私に起きてくれと言うから何事かと……。
何かと聽きましたところが、ちよつと下までおりてくれと言う。行きましたら、警察の人が三人か四人おいでになつておりました。それですぐさま警察の人と同行されて行かれました。私朝早く起されて初めて知りました。
私だけじやございません。やはり何人も私以外の人も女中さんが起しただろうと思います。警察の方が來られたから、女中がたまげて私の所にちよつと下までおりてくださいと言つてきたんだと思います。それ以外のことはわかりません。
私の秘書でございます。
はつきり覚えませんが、もう九年か十年私のところにおります。
そうでございます。
あります。具体的に申し上げますが、北九州は私が北九州会社の社長をしております。基準を六月の出炭に対してトン当り十円、この金額は昨年六月の上京費用としてみなの話合いの上で醵出しました金が百八十数万円と記憶しております。なお西九州といたしましては百四十五万円出しておると記憶しております。これは北九州においては六月一箇月分に対する出炭、十八万何トンに対しての十円、百八十何万円ということになるのであります。西九州の会では、金額において百四十五万円徴收しております。
百八十万円をちよつと超しておるかと思います。