あとの問題の貿易資金の外貨の状況がありますが、わからぬと申し上げたのは、あるいは申し方が御理解に沿わなかつたのかとも思いますが、決してなくなつているわけではありません。御承知のように貿易関係は外貨の関係と円貨の関係にわけて考えなければならぬ。しかも普通の場合には、その円貨と外貨というものは必ずつながつておるわけです。つながつておるのでちやんとその関係がはつきりするわけです。ところが現在の占領下における日本の貿易の制度というか、やり方からいいますと、その外貨と円貨との間がはつきり切れておる。現在御承知のように、かりに外國為替の再開とか民間貿易の再開とかいうことが言われておりますが、現在におきましては、少くとも外貨と円貨との関係は切れて
