都市集中のメリットを追求する価値があったということでありますが、この二、三年来でもって都市集中というもののメリットはだんだんと少なくなり——少なくなりというよりもデメリットが今度多くなる。それは労働人口を考えますと、昭和四十年対比六十年で、二十年間でございますから、どう考えてみても生産は五倍以上になるわけでございます。ところが労働人口は四十年対比六十年、二十年間で三〇%である。いままで都市に集まってきたものは労働人口でございましたが、今度は産炭地の移動を考えて追跡調査をしてみるとよくわかるように、移動する中高年齢労働力の五分の四もしくは四分の三以上は社会保障対象人口である。これが千百万人に達するので、今後九百七十万戸の住宅をつくって
