あなたは、警察がメーデーを非常に妨害したとか、禁止したというお話でありますが、当日のメーデーは平穏裡に終つておるのであります。これに対しまして四千名の警察を出して、メーデーが平穏裡に円満に行われるように協力をしているわけであります。従つてメーデーなるものは無事に円満に終つたわけであります。あなたの言われるのは、そのメーデー以外の暴力行為であり、しかもこれは無許可の示威行進であり、示威運動であり、一つの騒擾行為でありますから……。
あなたは、警察がメーデーを非常に妨害したとか、禁止したというお話でありますが、当日のメーデーは平穏裡に終つておるのであります。これに対しまして四千名の警察を出して、メーデーが平穏裡に円満に行われるように協力をしているわけであります。従つてメーデーなるものは無事に円満に終つたわけであります。あなたの言われるのは、そのメーデー以外の暴力行為であり、しかもこれは無許可の示威行進であり、示威運動であり、一つの騒擾行為でありますから……。
私は今回の勤労者大衆の代表したメーデーはきわめて明朗に行われたもの、かように考えております。しかしながら、メーデーは無事に済んだけれども、そのうち一部の暴力分子がかくのごとき不詳事を起した、かように伝えておることも私は見たのでありますが、今回のメーデーについては、島上実行委員長も、われわれは一部の尖鋭分子に絶対に乗ぜられなかつた、われわれはりつぱにメーデーを果したということを声明しております。その声明はあなたもお読みになつたと思います。従つて私はあなたの言われる通り、このメーデーなるものは終つたと思つております。
まず第一に事前に鎮圧できなかつたかということでありまするが、これは私が先ほど申し述べた通り、警視庁の方針としましては、かかる暴徒に対しまして、できればこれを事前に解散させ、そうしてお互いに乱闘のようなことをなるべく避けて、警告を発して解散させたい。平和的な手段によつてこれを処理したいというのが、われわれの目的あつたのであります。しかしながらすでに馬場先門に来たときには、戰闘隊形みたいなものを整えまして、しかも凶器等を用意して、まさにこれから皇居前に突入せんとするような情勢にありましたので、これではとうていこうした平和的な解決もできないということを感じたのであります。そうして暴徒が二重橋のところまで参りましたが、そのときもできれば平和
これは私の方からお答えできる範囲においてお答え申し上げたいと思います。現在こうした犯罪が起りまして、これを捜査する場合におきまする捜査手続上の問題等におきまして、人権擁護の立場から、捜査を進める上において非常に困難な点がございます。容疑者がいずれも黙秘権を行使いたしまして、ほとんど捜査もできぬというような状況でございます。それから治安立法につきまして、ほんとうに今後独立後の日本の国内治安を十分に確保して行くためには——これは第一線の警察官の意見を代表して申し上げます。政府当局者ではありません。第一線の警察官、司法警察官を代表して申し上げるのでありますが、実際の取締りに従事するものといたしまして、機構とかいろいろな問題もありますが、そ
仰せのように、なるほど皇居前広場に乱入いたしました暴徒は、その数八千名近くと心得ておりますが、この八千名全部が非常な極左破壊分子であるとは考えておりません。もちろんその中におのずから差別はあると思うのであります。ただほんとうに附和雷同的についておつた者もございますし、またあるいはその中に見物人的に入つておつたような者も、中にはあるのではないかと考えております。従つて今後この事件を捜査する場合におきましては、こうした附和雷同した者は別といたしまして、できるだけこの暴動に対して指導的役割を演じた者、またはこうしたことに対して相当謀議を行つて、みずからこうした事件を発生させるべく指導した、いわゆる首魁と申しますか、指導分子、こういうものに
第一の御質問の、騒擾の過程において警察が押されておつたということでありまするが、なるほど押されておつたこともあると思います。こうした警察取締りの場合におきまして、常に警察が圧倒的に他を排するというようなことはあり得ないことでありまして、あるいはときに押されることもありまするし、また押すこともある。しかし終局において大勢を警察がよく制圧して、警備の責任を全うすればそれでいいのでありまして、多少人員が少いために一応押されたことがありまするが、わずかに三百名ぐらいの警察官で、とにかく七、八千名ぐらいの暴徒をあそこまでささえたということは、決して警察官の士気が沮喪しておるのでも何でもない。相当勇敢な行動によつて、あれだけのことが行われたので
今お言葉の中に放漫な取締りという言葉がございましたが、私は非常に遺憾でありまして、私どもとしては決して放漫な取締りをやつた覚えはないのであります。やはりいろいろ計画を立てて相当やつたつもりでありまして、その点御了承願いたいと思います。それから検挙は仰せのごとく徹底的にやる考えでおります。しかしながら思想的背景を持つた犯罪というのは、いろいろの関係から普通の刑事事件と非常に趣が違つておりまして、複雑な面もありまするし、また非常に困難な面もあります。われわれとしては拙速主義で、できるだけ早急に検挙いたしたいと思いますが、いろいろの点から相当時間的に延びる場合もあると思いますが、その点はひとつ御了承願いたいと思います。
かりに皇居前広場を使用した場合において、むしろその方がよかつたのではないかということでありますが、一応そういう考えもあるのであります。しかしとにかく、集団暴行をしようとする目的のために集まつた一部の尖鋭分子がおるのでありますから、これが皇居前広場で大会をやりましても、結局あとは何箇所かで、これが分散してやる結果になる、そういうことになるのではないかと私は思います。たまたま皇居前広場一箇所で行われたのでありますが、これが逆に皇居前広場を出発して行つたとしても、数箇所でこうしたことが行われる結果になるのではないかということも考えられるわけであります。しかし皇居前広場をメーデーに使わした方がいいかどうかということは、これは私どももう少し考
もちろん会場内に持ち込むプラカードその他持物につきましては、主催者側にも厳重なる条件を付しまして、凶器その他銃砲、火薬類の持込みを禁止するという条件で許可をいたしたわけであります。ただ主催者である総評側といたしましては、もちろん総評自体としての自衛態勢を整えまして、警戒員その他を相当会場に配置して、十分注意はしておつたようでありまするが、石塊であるとか、あるいは竹の先に鋭い矢先みたいなものを——これは現物を現に警視庁に押收いたしまして、検察庁に証拠物件として送致してございまするが、長さ二尺ぐらいの金のやりが竹の先についておりまして、そうして大きな赤旗でその竹やりの上の矢先を包んで、会場に持込んだようであります。そうして会場に持ち込む
今回のメーデーの計画につきましては、もちろん情報として国警、特審局、警視庁三者集まつて、事務的にひとりメーデーの警備警戒のみならず、一切のいろいろな社会情勢の推移に伴いまして、常に三者会談を催しまして、もちろん私どもがこの会議の席上には出ないのでありますが、担当の部長なり課長なり、その他実際の事務を担当する者が、常に三者の会談に出席をいたしまして、有効なる情報の交換を行いまして、これによつて情勢判断をし、それぞれ適切な計画を立てて参つたのであります。従いまして、今回のメーデーの対策につきましては、これらの情勢判断からいたしまして、警視庁としましても、警備実施面はこれは当然地域管轄の点から、警視庁が全責任を帯びて、このメーデーの取締り
まことにけつこうな御意見でありまして、私どもも小さいことも実は一々これを注意いたしまして、警戒もし、また警告も発しまして、これを是正いたして参つておるのでありますが、ただ何分にもこうしたメーデーとかそういつた場合におきましては、集まる一般大衆の気持の上で、非常に興奮状態になつておりますので、こちらとしては当然小さなことでも注意をいたすのでありますが、それがややもすればメーデーそのものに対する干渉というように誤解をいたしまして、それを刺激したということによつて、警察官に対していろいろ暴行みたいなことをした例も過去においてあり、やがてそれが非常に大きな暴動にもなるというおそれもありますので、われわれとしてはメーデーの当日だけは、大衆が気
当時の情勢判断といたしましては、日比谷公園においてメーデーの大部隊が解散をする、あるいは日比谷公園から新橋方面であるとか、あるいは銀座方面であるとか、あるいはまた神田方面または皇居前広場へ入つて行くというようないろいろな情勢判断をしておつたのであります。そうして日比谷交叉点のところに、先ほどちよつと図面で説明したのでありますが、八十数名の警察官を立てまして、無許可の示威運動等が行われないようにというので、あそこで一応さらに警戒をいたしておつたのであります。ところが何分にも数千の部隊が一ぺんにどつと出て来たものですから、その制止ができませんで、そのまま押されて馬場先門まで行つてしまつたということになつております。そして馬場先門におきま
第一の御質問の、この暴徒の一団を皇居前広場に誘導したのではないかというようなお疑いがあるのでありますが、これはもちろん警察官がこうしたものを皇居前広場に誘導するというようなことは毛頭考えておりません。それがために入口等には相当な警察官を配置いたしまして、こうした乱入を防止しておつたわけであります。 それからあの場合に、手をつけない場合はどうかということでありますが、これはもちろん手をつけないで、そのまま解散できたならば、それが私は一番よかつたと思います。しかしながらあの場合におきまして、警察官に対しまして、何ら事由なく突然暴行行為をやつて来たということでありまして、これは手をつけるとかつけないとかいう問題でなくて、正当防衛上これ
皇居前広場から乱入した数千の集団が、二重橋の前で大きな集団をつくりまして、そこでインターを歌い、あるいは演説をする者もありましたし、あの場所で大きな無許可の集団示威運動になつたわけであります。それからすでに馬場先門から入るときの状態がまつたく乱入する状態になりまして、そのときに私どもの考えとしては、法規上單なる無許可の示威行進、示威運動というものではなくして、もうそのときからすでに騒擾の形を呈しておつた。それは駐留軍の自動車に対して投石したり、放火したりしながら来ているのでありますから、これは無許可の示威行進ではないのでありまして、一つの騒擾という形を呈して来ているわけであります。そこでこれを二重橋前においてそのままにしておいたなら
現実に一般の市民が傷害を受けたかどうかということについては私はまだ存じませんが、すでに日比谷の交叉点におきまして八十数名の警察官がおつて、そこでもつて相当集団が混乱状態になりまして、交通がまつたく混乱状態になつております。それからさらに馬場先門においても、そういう状態になつております。それからそのグループが手に手に凶器を携えて、二重橋前におきまして大きな一つの集団となつて、気勢を上げたのであります。従つてこれをそのまま放置しておきますれば、これがどういうところへ集団的に移動しましていかなる暴行が行われるかわからぬ。そういう点から警視総監としては、これに解散を命じたのであります。
私も現場におつたものでありませんから、よく実際の実感は出ないのでありますが、ただ私は当日警視庁の五階の屋上から、あの広場の中の状況を望遠鏡をもつて見ておりました。その際の状況は、旗を振り、インターを歌い、そうして警察官に対して投石をいたしております。盛んに砂利を投げ、棒切れを投げ、あらゆるものを投げつけております。演説する者もあつたようであります。これは都条例から言えば、はつきり一つの無許可の示威運動に該当するわけであります。それからいろいろの点からしてこうしたものを、警察官がそばにおつて、そのまま放置しておくということはできない。従つてこれに解散を当然に命じた、こういうことになります。 それからもしこのままの状態にしておつたな
私は普通の民家に放火するとか、普通の通行人に対して危害を加えるというようなことは予想はいたしておりません。ただ駐留軍の施設に対するいろいろな暴行であるとか、あるいは警察派出所、税務署とか、そうしたものに対する暴行事件というものは、あるいは起るのではないかということは考えられたわけであります。(「広場に税務署があるか」と呼ぶ者あり)
これは私から答弁するのは少し筋違いであるかも存じませんが、現在公安条例は、全国の都市におきましてむしろできておる方が少い。それから地方によりましては、県で条例をつくつてそれで全体の市町村をカバーしておる状況であります。またある県によりましては、県条例もできてない、それから市条例もできてない、ことに関西地方の尼崎市のごときは、全然公安条例もございません。そのために相当朝鮮人等が、常に集団的な暴力行為の挙に出まして、非常に治安上憂慮すべき点があるやに聞いております。また公安条例というものは、要するに適法なる示威運動、それから公開の場所における集会等の取締りでありまして、現在警視庁におきまして、公安条例の許可申請が八千件くらいありますが、
図面の関係であちらで説明さして頂きたいと思います。 五月一日のメーデー騒擾事件に関しまして概括的に国警の柏村警備部長からお話がございましたが、私はこの都内に発生しました皇居前広場におけるメーデーの騒擾事件のみに限定いたしまして一応御説明申上げたいと思います。事前の状況としましては、先ほど柏村警備部長からいろいろ情報の入手の状況とかまあそうしたものにつきましてはお話がございましたので、大体あの説明を以て一つ御了承願いたいと思うのであります。当日は相当このメーデーを利用いたしまして、一部の極めて極左破壊分子がこのメーデーに参加して相当暴行をなすであろうという大体の予想は我々もしておつたのであります。まあ警視庁といたしましては、このメ
私から情報入手後の措置につきまして先ほどその一端を御説明申上げたのでありますが、当日極左破壊分子がメーデーを利用して相当な暴力破壊活動をなすであろうという情報は我々も入手いたしておつたのであります。それが如何なる方法でなされるかという具体的な問題につきましては十分にまだわかつてないのでありまするが、併しながら客観情勢その他の今までの彼らのやつた行動から推察いたしまして、いろいろなことは予想できるのであります。その一つは、大会会場において大会そのものを混乱に陥れる。そしてメーデーすらも、メーデーの行進すらも実行できないような状態に陥れるというようなことも考えられた。それから又メーデー行進中に、メーデー行進とは別個にいろいろな警察署の襲