申訳ありません。
申訳ありません。
それは詳しく述べませんとわかりませんが、とにかく公社から金が入るのが契約の関係でうんと遅れておる。その遅れたのを払うのがそれ以上に遅れます。その遅れたものを支払つて初めて利益がわかることになりますが、わかりまして整理のできた分は帳簿に載せていたわけであります。それで前々契約ができませんけれども、下請に対しては仮払いしておきますが、そういうのは利益も何もわからずに仮払いしたまま整理するひまがなかつた。整理のできた分が利益として申告してあるわけであります。
それは結果から見ればそういうようになりますけれども、そのときには支払いが遅れていたから預金もできたわけであります。
そうです。
それは、うちの会社が非常に金の出入りが多いというのは、神戸の銀行間に知れわたつていて、毎日銀行から取引してくれといつて、どこかの銀行が来てすわり込んで動かぬものですから、なるべくわからないようにしてくれと向うに頼んだのです。
いや、やつぱり来ました。(笑声)
送金は、毎日多いときは二、三千万円もありますし、少いときでも何十万、何百万毎日送金していて、そればつかりかかり切りだつた。
それもしかられるかもしれませんが、銀行が長年の取引ですから、普通私の方に毎日どれくらい入るということをほぼ知つていますから、当座の残は二千万円なり三千万円なり残して、あとは利息のつく預金に振りかえてくれておつたわけです。
それでも、そのつもりでしたんです。(笑声)
だれの命令でもありません。 〔「そう答えろと言われて来たんじやないか。」と呼ぶ者あり〕
そうではありません。
いや、その時分は重役の方はほとんど上京しておられまして、たまに帰られても、経理の方はあまりかまつてくれなかつたんです。
預金がたまつたのは…。
見ないことはありませんが……。
いや、そんなことはありませんが、あまりかまつてくれなかつた。
まあしかし正直だと信用してくれたからやらしてくれたんだと思います。(笑声)
申訳ありません。
申訳ありません。
それは個人の考えです。
そういうふうにした方が目立たないと思つてやりました。