日本国有鉄道の二十六年度の予算は、去る通常国会において御承認いただいたのでございまするが、その予算を編成いたしましたのは昨年の八月当時でございまして、従いまして六月勃発いたしました朝鮮動乱の影響の見通しがほとんどつきかねておりましたために、これを考慮外として、一応当時の動乱前の経済上の姿で組んであるのでございます。従いましてこれを実施いたして参りまするにあたりまして、予想外に経費が増大いたして参つた。その理由は、物件費、特に国鉄の使用いたしておりまする主要資材は、鉄鋼あるいは木材あるいは石炭というような生産資材で、値上りの最も著しいものでございましたので、動乱前の基準で算定されておりましたために、いかにこれが節減方法を講じ、合理化を
