いまお話しのような、この地区における原子力発電所の設置計画は、経済企画庁の所管をする今後の電力需要に対応するそれらの設置の予定内容に含まれておるのかどうか。これは、経企庁として検討の結果、ここが適当であろうというようなことで、すでに計画の中に織り込んでいるかどうか、この点を経企庁に聞いておきたい。
いまお話しのような、この地区における原子力発電所の設置計画は、経済企画庁の所管をする今後の電力需要に対応するそれらの設置の予定内容に含まれておるのかどうか。これは、経企庁として検討の結果、ここが適当であろうというようなことで、すでに計画の中に織り込んでいるかどうか、この点を経企庁に聞いておきたい。
いまの経企庁の御答弁はこう受け取ってよろしいな。手続関係は私も承知をいたしております。ただ私がお尋ねしたのは、今後の電力需要に対応する各種の電源の開発の計画の中に、現在、当地区については具体的に何ら検討されておらない、いわゆる全体的な計画の中には繰り込まれておらない、それが調査その他の結果から適地となった場合に初めて検討の素材になる、こういうふうに私はいまの答弁を聞いたのでありますが、それはそう受け取って間違いありませんか。計画には入っていない、こう受け取って差しつかえありませんか、経企庁の答弁は。
私が経企庁にお尋ねをすると、こう指摘をして尋ねたゆえんは、それは電源開発について、通産省とあなたのところでは扱いの所管のなにが違うわけなんですね。通産省の場合には、実際、具体的な進捗状況を見てこれに許可を与えるセクションである。あなたのところは全体計画を立てるセクションである。したがって、経企庁が何ら具体的にこの構想はあがっておらないということは、言うならば、あなたのところが今後の計画を策定するについて、こういう地点をその全体の計画の中に繰り込んでいないということである。私の尋ねた点はそこでありまして、いまあなたがお答えになったことも、したがって経企庁としては、基本構想の中にはいまだこれは入っていない、こう私は受け取ったのであります
もう一点、経企庁にお尋ねをしておきます。 促進法に基づく基本計画にいまだこれはのっておらない、その点は明らかになりました。そこで、先ほど通産省からも説明がありましたが、この地点は、一つは吉野熊野国立公園のどまん中である。もう一つは、これは歴史的にも古く、かつて捕鯨漁業が盛んであった当時に、この海域は捕鯨漁業の基地であったわけであります。現在においてもカツオ、マグロの遠洋漁業の基地であり、また、最近下火になったとは申せ、沿岸漁業につきましても、これは県内有数の地点である。いわゆる漁業にとっても有数の地点であり、観光にとってもきわめて全国的に天然の景勝を持つ立地条件の非常にいい地点である。そういう中に原子力発電所を設置するということ
通産省にお伺いをいたしますが、いま経企庁の責任者から、私の尋ねました二つの点について明快なお答えがありました。一つは、この地点は吉野熊野国立公園のどまん中であり、自然公園法十七条による許可が必要である、許可せざる場合はこれは基本計画の日程には上がらない、これが一点。それからいま一つは、有数の有望な漁業基地である、したがって漁民その他漁業関係との調整がつかざれば、これまた基本計画にあげることはできない、この二つのお答えがありました。そのとおりであるかどうか、通産省からも承っておきたい。時間がないので、私も端的簡潔に聞いておりますから、まくらことばは要りませんから、ひとつ端的に結論だけお答え願いたい。
それじゃ厚生省にお尋ねをいたしますが、すでに私の聞く範囲では、第一次、第二次のボーリング計画について許可申請が出ているやに聞き及んでおりますが、一体、国立公園の中でこの種のものが建設されるということで許可申請のあったのは、私は寡聞にして知らないわけでありますが、原子力発電に関してこれが初めてではないかと思うが、その点についてはどうですか。
そこで、先ほども経企、通産両省から、これは自然公園法に基づく審議会の議を経て、厚生省が許可をせざれば基本計画の日程に上げることはないとおっしゃっているのでありますが、あなたの厚生省の責任はまさに重大であると私は考える。なぜかならば、最近、今回の国会でも公害問題についての各種の議論が行なわれて、世論がこれだけ高まっている。しかもわが国における自然保護というものが最近ないがしろにされておる。特に国立公園というような、全国的な有数な景勝を指定してそれの保護の任に当たっている厚生省が、もしかりそめにも軽々にそういう国立公園の地点の中に設置を許可するようなことがあったならば、これは一つの突破口を開くわけなんで、私はおそらく、これは世論も、自然
そこで、もう一つ、二つ見解を聞いておきたいのでありますが、巷間、この原子力発電というものをそういう地点に設置をしても観光と両立をするではないか、こういった議論を吐く人がおるわけでありますが、私はそうは考えない。少なくとも天然の景勝の中で、特に全国的にあるいは世界的に観光客が訪れる、こういう地点の中にいまだ解決されない数々の問題を持っておる原子力発電所を設置するということは、決してこれは観光にプラスするものではないと私は考えておる。国立公園を所管するあなたは一体どうお考えになっておられるか。この点も参考に承っておきたいと思います。
それじゃ角度を変えましょう。 そういうものをつくることが自然景観をそこなうと考えるか、差しつかえないとお考えになるか。
それは私はまことに無責任なことを聞くものだと思っておるのです。この許可申請が提出されたのはかなり以前であるし、すでに審議会にかかっておる。所管部長がその現地も知らず、またその調査をいま自分でもやろうとしないというような態度は――私は、前段あなたが申された、いわゆる自然保護という立場を守るこれは唯一の役所ではないかと思うのですね。そういう役所の長が、全然そういうことに対して、実際を把握しないでこのことの処理をやろうといったようなことは、いささか無責任に過ぎると思うのです。あげて審議会がやればいい、いかにもこれは役所流の考え方で、それはちと私には受け取りがたいと思うのです。もっと積極的に、自然公園を保護するという立場をあなた自身が踏んま
調査をやる用意はあなたにはないのですか。だれが一体これを調査するのですか。
まことに私は、あなたの態度というものは無責任だと思う。確かにそれは担当の職員がおられるでしょう。いろいろおられるでしょうけれども、あなたは国立公園を所管する部長なんだ。責任者なんだ。いままで行けなかったということについては、それはいろいろな事情もあるでしょう。しかし、ぜひ現地を見て自分の最終的な判断もしてみたい、と言われるのが私は当然じゃないかと思うのですが、それをそう言わないで、担当の職員もおり、いろんな人たちがおるから、その人たちにまかすといったようなことは、これは私はちょっと、この問題について積極的にあなたが取り組んでおるとは考えられない。もう一度答弁を願います。
ぜひやっていただきたいと思います。ここであなたから、あなたのその希望をぜひ実現したいとお答えを願っておきたいと思います。
審議会の経過はいまどういうところにありますか。この点も一ぺん聞いておきたい。
十月十九日に開かれて、この問題の扱いの結論というのはおおよそこれからどの程度かかるか、そういうことの見通しについておわかりならば、お聞かせ願っておきたい。
私は最後に厚生省や審議会に希望いたしておきたいのでありますが、いまも部長も言われたように、これはわが国におけるテストケースである。自然保護を優先させるのか、あるいはそういった諸施設を優先させるのか、重大な岐路に立つ問題であって、慎重の上にも慎重にかまえてもらいたいし、特に私はこの地点を郷土に持つ一人でありますが、歴史的にも古く、しかも景勝、景観の地としてわれわれ郷土人はこれを誇りに思っておる。そういう中にこうしたものをわざわざ押し込んできて設置するということについては、私ども郷土人の感情としては許されないものがある。したがって、この地点への設置ないしはボーリングについては、自然保護という立場を堅持して許可せざるように、私は希望いたし
そこで水産庁に。いま私が指摘をいたしました冷却水による温度の上昇、これは私はたくさん資料を持っておりますが、たとえば東大の内田博士等の説によりますと、一キロないし十キロ未満程度の海域については温度上昇の影響があるであろうという説も、私は公式に聞いております。したがって、そういうことになりますと、海流の変化あるいは魚族の生息状況等に変化のあることは当然であって、そういった立場から漁業に影響があると私は思うのでありますが、水産庁は、この冷却水の影響というものは漁業に悪影響を及ぼすとお考えなのか、決してそうではありませんと考えられておるのか、この点もひとつ明快にお答えを願いたいと思います。修飾語は要りません。
そうするとあなたは、安全審査会の会長の内田さんがそう言われた見解を否定されるのでありますか。漁業に全然影響がないということは、あなたは自信を持って言い切れますか。いまあなたは影響はないとおっしゃった。これは重大な発言なんです。私は、きょうは時間がないからはしょってやっておりますが、いろいろなデータ、いろいろなものを持っておるのですよ。ずぶのしろうとじゃない。全然影響がないと言いましたね。間違いありませんか。責任を持ちますか。
おかしいじゃありませんか。これは和歌山県でも海流調査を県が積極的にやりました。さらにそのことを今日水産庁の水産研究所に依頼いたしておるはずであります。その結論がまだ出てない。出したのですか。現時点では影響がないということは、海流調査あるいは魚族の生息状況の調査、そういうことをやって結論を出したのですか。これは重大な問題ですよ。私はここに県議会の知事その他の正式な報告書を持っておる。その中には、依頼しておるが結論はまだ出ない。どうなんですか。
それもおかしいじゃありませんか。現在調査中のものを、早々とあなたがたいしたことはないだろうと言うのは、これは科学者を冒涜するものじゃありませんか。調査を冒涜するものじゃありませんか。それは一体どうなんですか。