外務大臣のお説を支持いたします。同意であります。
外務大臣のお説を支持いたします。同意であります。
もちろんそうであります。——ただいまの答弁につけ加えておきます。当時は、その他の領土についてはサンフランシスコ条約の趣旨に反しないことと書いてありますので、私どもは反していないと思いますものですから、さっきの答弁をしたわけです。
私は自由主義というものは世界の各国民の理想だと思います。自由主義、つまり人間性そのものを発揮するために自由を持つということは、これは世界各国民の理想だろう。平和というものはこの理想に到達するのに必要なる一つの方法である。平和がなければわれわれの自由はないわけでありますから、平和主義の実行のためにその自由を発揮するわけであります。平和の方法により理想の自由主義を達成するというのが、われわれの主張でなければならないのですから、世界の平和をこいねがうということは、世界民族の自由を伸ばしてやろうというわけなのでありまして、あなたのおっしゃるように、世界各国民の自主独立の大成を平和主義のもとに支持してやるというのが、わが国の外交方針でなければ
私はまだその時期には来ておらないと思います。もう少したってから点睛いたします。
附帯決議も留保条項もつける必要はないと私は思います。今あなたのおっしゃる通りに、択捉、国後は向うは放さないと言うし、こちらは要求をしたんですから、その食い違いは、話し合いの間は十分明瞭になったのです。それですから、領土問題を継続審議にするといえば、択捉、国後もそのときには審議すべき項目になるということは、双方ともに了解をしております。
私は、その点に対してはすでに答弁をいたしました通り、国際情勢は変化するものと思っております。国際情勢が変化をすれば、択捉、国後は日本に返ってくるものという希望はあるわけでありますから、そこで、領土問題を全体として継続審議にする方が、確定して国境線を引いてしまうよりは有利だと思っております。
その通りに御解釈下さってけっこうです。
継続審議、すなわち平和条約締結の際に、択捉、国後についてこちらから主張するということは、これは、たびたび繰り返して申しますがごとくに、日本としては当然の主張をいたします。その権利は保留いたしてあります。歯舞、色丹の方は、日本がどうしても歯舞、色丹だけは引き渡しを受けなければならないという特別の理由がありますれば、択捉、国後は放棄をして国境線というものを変えてしょわなければ、日本の領土とはならないのであります。それは今日選ばない方がいいだろうと考えたので、私は継続審議中にすべての領土を含ましたわけであります。
その通りであります。
重光国務大臣がモスクワにおいて協議をした際も同じであります。他の領土を全部放棄しなければ歯舞、色丹は日本に引き渡しをいたしません。
あなたはそう勝手に断定をせられては答弁ができません。重光外務大臣がモスクワにおいて交渉する際に、択捉、国後についての領土権を放棄しなければ、歯舞、色丹は日本に引き渡さないということは、重光外務大臣のときにもむろん明瞭であったのであります。私のただいま申しますのは、希望を後日につなぐ方がいい、国際情勢が変化すれば択捉、国後まで、歯舞、色丹とともに日本の領有を認めるであろうと推測しますので、それで、平和条約締結のときは、その時期まで持っていって、そうして平和条約を締結すれば、ここに日本の希望があるわけでありますから、それで択捉、国後を日本の領有とする希望のある道を選んだ方が日本のためになると思って、その道を選んだのであります。
私は、その条約上の文理解釈として、日本が非常に不利益な場合に立ったというふうに考えておりません。ただ、文理解釈として譲渡という意味はどういうロシヤ語であるのか、それがどういう意味を持っておるかということは知りませんけれども、文理解釈によって日ソの領土問題はきまるとは思っていないのです。国際情勢の変化によって日本の領土問題は決定できるものと根本的に考えております。その文理解釈については松本全権から答弁してもらいます。
私がロシヤ語をつまびらかにしなかったということについて、私が非常に責任を果さないようにあなたはおっしゃいますけれども、条約文というものは、ソ連文と日本文と両方あるのです。日本文にはちゃんと「引き渡す」という文字が書いてある。その「引き渡す」という文字をソ連の何とかいう文字と同様だと思いまして、私は調印をしたのであります。やはり日本文の原文の条約正文があるのです。それには、ソ連のブルガーニンも署名をしております。私はそれだけで自分の行為について不十分だとは思いません。これだけは明瞭にしておきます。
日本文には明瞭に「引き渡す」と書いてありましたから、露語もそういう意味であろうと信じて署名をしております。
領土問題についてブルガーニンと話し合いをしましたときに、こちらから明瞭に択捉、国後の引き渡しを要求してあるのにかかわらず、それがまとまりませんで、この平和条約に延ばしたのでありますから、当然に平和条約においては、択捉、国後の問題、あるいはその他の島々まで問題とすることは可能だと確信しております。
ブルガーニンもフルシチョフも、言下に、択捉、国後は断じて日本に引き渡しできない、と明瞭に言いましたものですから、向うが、この次の問題になることは、国際情勢の変化によってまた交渉したい、そして一般的の領土問題として継続審議ということは、最初の交渉において、承知をしておるのでありますから、ただいま松本全権が申した通りに、領土問題を平和条約のときに話し合いをする以外に問題がないことは明瞭であって、その話し合いをすることが、もうすでに開始されているのですから、私は択捉、国後について平和条約において審議ができるということは、疑う余地はないと確信をしております。
ブルガーニンと私は直接にその話をいたしましたのです。河野君はフルシチョフと、これはずいぶんしつこく話をしております。松本君もグロムイコと話し合いをしております。三人とも同じような考えを当然持っておるものと推測をいたしております。
ただいままでたびたび答弁をいたしましたことによって、御了承願いたいと思います。
ソ連はただいま世界大戦の再発を非常にきらっておると思います。世界大戦の勃発をおそれておると思います。おそれておるというのは少し語弊があるかもしれませんが、さっき言ったようにきらっておると思います。
そういう感じは持ちません。