大蔵大臣がそんなに早くあれこれ言うべきでないことは、もう河野さんは百も御承知。むしろ私は、河野さんあたりのりっぱな御意見を私の方が早く聞きたい。そうしていいところを受け入れたい。(笑声、拍手)
大蔵大臣がそんなに早くあれこれ言うべきでないことは、もう河野さんは百も御承知。むしろ私は、河野さんあたりのりっぱな御意見を私の方が早く聞きたい。そうしていいところを受け入れたい。(笑声、拍手)
数字でありますので、私の知っておるごく大略を申します。三十一年度の剰余金は、これはもう決算が済んで、御承知のように千一億、この中から地方交付税に三税の関係で百十八億、それから譲与税、この方に十一億、そうすると残りが八百七十二億、これの半分の四百三十六億が国債償還、四百三十六億が一応三十三年度の予算に実質的にくるであろう、さように考えてよろしいと考えております。それから三十二年度の税収入というか、まあ歳入ですが、これが三十二年度の予算当時の歳入に比べて幾らふえるか、自然増収ということでありますが、これは私まだ詳しく報告を受けておりません。今までの経過から見てこんなものかなという程度ですから、これはどれほどの確実性があるか、まだよく保証
今その点について、お答えが何もできないのを遺憾に思います。
先ほどからしばしば申し上げましたように、来年三十三年度の予算編成の具体的なことにつきましては、まだ検討を加えている最中でございまして、しかも今やっとスタートしようかと考えているので、今まだ大蔵大臣としては申し上げられません。
私がいつのときになってもそういうことを発表せぬということなら、それはお責め下さってもたし方ありません。今私が申しますのは、皆様方の、いろいろな方々のほんとうのいい――来年度予算の編成がそんなに容易なものではない、この予算の出来いかんによって、日本の今後の経済に大きな影響を与える、かようにも考えますから、いろいろのいいお考えを取り入れなくちゃなりません。自分一人で独断に陥ってもいけません。それで、そういういろいろな準備をしている最中でありますから、しばらくお待ち下さいということです。
明年度は、経済の成長といいますか、あるいは製造工業の伸びといいますか、一般には鉱工業と言うておりますが、この生産増四%、そうして国民所得の増三%、大体こういうことでございます。
この際私は御質問に関連もいたしまして、若干私の考えを申し述べさせていただきたいと思います。 御承知のように、国際収支が悪化いたしまして、政府が総合施策をとりまして、その結果割合に成果が順調にいきまして、そして九月以降国際収支は黒字に転じておることは、御承知の通りであります。ただ私はここで一つ申し上げておきたいのは、それならそれで安心ができるかということであります。私どもとしては、そうはいかないのでありまして、今日この国際収支がよくなった点も、率直に申しまして輸入を抑制しております。それから将来の輸入の在庫を吐き出しておる。一方信用状の設定状況を見ると、輸入信用状の設定はあまり減りません。言いかえれば、輸入の意欲はやはり強いのであ
政府は今回、昭和三十二年度一般会計予算補正(第1号)、特別会計予算補正(第3号)及び政府関係機関予算補正(第2号)を国会に提出いたしましたが、ここに予算委員会の御審議をお願いするに当りましてその概要を御説明申し上げたいと存じます。 今回の予算補正は、中小企業金融対策を中心とし、あわせて時期的な関係でぜひとも今国会において予算措置を講ずることが必要となって参りました事項について、編成いたしたものであります。 第一は、一般会計の予算補正でありますが、これは、過般来取り進めておりました国際復興開発銀行との借款交渉が、ごく最近に至って急速に進んで参りまして、その一部につきましては本年度内に借款が成立する見込みとなりましたので、借入元
政府は今回、昭和三十二年度一般会計予算補正第一号、特別会計予算補正第三号及び政府関係機関予算補正第二号を国会に提出いたしましたが、ここに予算委員会の御審議をお願いするに当りまして、その概要を御説明いたしたいと存じます。 今回の予算補正は、中小企業金融対策を中心といたしまして、あわせて時期的な関係でぜひとも今国会において予算措置を講ずることが必要となって参りました事項につきまして編成いたしたものであります。 第一は、一般会計の予算補正でありますが、これは、過般来取り進めておりました国際復興開発銀行との借款交渉がごく最近に至りまして急速に進んで参りまして、その一部につきましては本年度内に借款が成立する見込みとなりましたので、借入
後ほど、今度の臨時国会に予算の補正につきまして提案をしておりますので、そのことについて申し上げたいと思いますが、私は、今後の予算を考えていく上におきまして基本的になるだろうと思います日本の経済の現状につきまして、及び今後の推移にもわたるかもしれませんが、そういう点について若干基本的な点を、率直に私の考えを申し上げておきたいと思います。 御承知のように、日本の経済が、いわゆる神武景気とか、こういうふうな言葉で呼ばれておりました。これは、輸出を中心とする経済の好況、これが基本でありまして、いわゆる輸出景気、かように呼ばれておったのであります。こういうふうになりますと、当然、これは投資景気に移行していく、これは、景気循環論から言えば当
御答弁申し上げます。 私の財政説演につきまして御批判がありましたが、私は、今の段階は、あれで相当尽きておると考えておるのであります。ただしかし、あの内容について、社会党を初めとして皆さん方から、いろいろな委員会、本会議を通じて御質疑があろうと思うので、その際に十分事態を明らかにすることがむしろよくはないか、こういうように考えた次第であります。 なお、今の御質問の、今日の経済情勢を招来した真の要因はどこにあるのか、こういうふうなお話でありますが、まずその点からお答えいたします。今日の真の要因というものを作ったものは、やはり日本経済の過去にさかのぼって若干申し上げないと、その要因がつかみにくいと思います。そこで日本経済の今日に至
御注意によりまして、簡単に答弁をいたしますが、私は、投資と、あるいは資金というものに計画性を持たせるのがいいではないか、これは異論がありません。私もさような見地に立ちます。ただ問題は、どういう形においてやるかということであります。私は、今日一面において、それであるから政府の五カ年計画というものを、今回はほんとうに将来にわたって日本経済を指導し得るようなりっぱな計画にしたいという考えを抱くわけであります。さらにこれに応じて、資金等が計画的に流れていく、いわゆる資金に計画性を与える、これは、今の投資に触れるのでありますが、それもやりたい。ただ、それはいかなる形においてやるか、私は、金融というものは、やはり自主的にいくのがよろしいという見
私の考えとしては、間違っておるということはないと思います。しかし、反省を加えるべき点があるということは、これはやはり認めなければなるまいと思います。
その点につきまして、実は私先ほどちょっと申し上げたのでございますが、三十二年度の経済というものをどう持っていくかという見地から、やはり予算を考えなければなりませんが、三十二年度の経済というものは、私の考えでは、たとえば輸出は二十八億ドル、これはもう初めから考えておる、これを達成をしておる、言いかえれば、日本の経済で最も大きな柱の二十八億ドルは達成しておる。これは、私は何も誤まっておらぬ、これはむしろ自慢していいと思う。ただ問題は、それなのになぜ輸入がふえたか、お前輸出ばかりで輸入を言わぬじゃないか、そういうところに問題がある。そこで私は、なぜ輸入がふえたかということを分析してみたい。なぜかと言えば、輸入は、先ほどもちょっと触れたので
これは、誤まっておるというその言葉のまた問題になるのであります。どういうことをもって誤まっておるというのか、私は非常に研究を要すると思うのですが、私の言うのは、そういうようなことが全然完全にいったというのじゃないのです。すべての経済が完全にいったというのじゃない、何もお前は反省せぬでいいのか、そうじゃない。私の言うのは、経済の見方とかいうようなものはそう間違っていないが、これは、社会主義の経済と自由主義の経済の違いがあるのです。自由経済においては、そういう場合にどうしても行き過ぎの傾向があることは、私は否定いたしません。もう少し早く押えるような措置をとった方がよかったのじゃないか、私もその通りです。そこに私たちは反省を認めるのです。
外貨を使ったこと自体が何も悪いことじゃない、何も外貨をただたくさん持って積み上げておけばいいというのじゃありません。問題は、外貨をどういう限度まで使い得るかということなんです。これ以上外貨を使ったらいかぬと思います。今の経済は、あのままに放置すれば、もう日本の持っておる外貨を全部食いつぶしてしまって、その上に借り入れをしなければならぬ。物価が騰貴するから、どうしてもこの辺でとめなくてはならぬ、もう少し前に押えることがよかったろう、これは、私は異論はありません。異論はないが、しかし外貨を便ったらいかぬという考え方には、私は必ずしも同調しない。どういう程度のところに外貨というものの使用の限界があるか、とめなければならぬ限界があるか、こう
私の見解とはどうも食い違いがあるようであります。私の考えは、そういう責任論とかいろいろいうものは、今度たとえば総合政策を打ち立てて政府がやったが、どうもこれは失敗した、そうして、国際収支も日増しに依然として悪くなる、物価も騰貴してインフレに陥った、そうなったら、むろん私自身は責任をとります。しかし問題はそこにある。言いかえれば、日本の経済の病気に対する治療法が、慢性的なものに対する治療法か急性的な治療法か、幾らか急激であるか、ゆるゆるにやるか、そこの相違なんですから、これはお医者さんでもいろいろやり方の違いがあるのです。それは必ずしもゆるゆるといくのがいいとも言えないかもわからない。これは日本が非常に特殊な——非常にというと言葉は悪
私の言いたいことは、これは、先ほどから繰り返すことになるので、はなはだ心苦しいのですが、根本は、経済の循環としてこれは把握しなければならぬ。日本のような経済の場合には、特に輸出が旺盛であると、当然投資景気の方向に向う、これは悪いことでも何でもない。それによって日本の経済が拡大され、国民生活もよくなり、雇用もよくなる。ただ問題は、そういうことが行き過ぎる場合に、これを抑制していかなくちゃならぬ。その抑制が、自由経済では主としてやはり自動調節的な作用に依存をしておる。そういう点において私は反省をして、自動調節というものにたよるとすれば、これは今後よほど整備をしていかなければならぬ。同時にまた従来の考え方、運営についても一つ考えてみなくち
私が言いたいことは、今の日本の経済の基調といいますか、日本の経済がいかにも悪いようにとられておる点については、私は必ずしも同調し得ない。日本の経済の基調というものは、決して悪いものではない、ただ行き過ぎておる。その行き過ぎておるものを是正していくのが今の政治である。行き過ぎたことによって生じた不均衝を是正して安定した条件を備えて、その上でまた拡大をしていこう、こういうので、何だか今の日本の経済はいかにも非常に悪くなってしまっておるというふうにはとらないのであります。そういうふうな見地に立って、私の今まで申し上げたことを御批判願いたい、かように存ずるわけであります。
それは、結局私は見解の相違になると思うのであります。今の経済は非常に悪いとなれば、そういうふうに何か避け得られるか得られないかというような御意向もあるでしょう。しかし、日本の経済の伸びというものについて、むろん徐々にいく、それも私はいいと思います。同時にまたずっと急に伸びていく、これも国の状況においては、やむを得ないところがあるのであります。特に日本の場合には、先ほど言うたように、輸送とか、エネルギーとか、同時に経済の合理化というものがおくれている国におきましては、国際経済の情勢のいいときになるべくこれを伸ばしていく、こういうようなことも、自由経済では自然に行われていく。それで、そういう点を十分に正していかなくてはいくまいから、今後