こういうふうにお考えが願えないかと思うのです。これは、かりにだれが大蔵大臣をやり、政府をしておっても、ごく率直に申しまして、あの当時の日本の経済、言いかえれば輸出が非常に伸びて、それが当然投資景気に移行することは、だれも認めるでありましょうし、それはいいことでもある。ただ、非常な勢いで行き過ぎておった。従って、早く手を打てば、割合にゆるやかな線ではいけたであろうということは言い得ると思う。しかし若干時期がおくれたという意味で、その下段といいますか、急に事を運ばなければならなくなったという、そこの程度の差は生ずる、私はそういうことであろうと思うのであります。これは、どういうふうに人々がそれについて価値判断をして、どういうふうに責任をど
