私は、これは経済理念といいますか、あるいはまた政治形態、いろいろありますが、そういう一つの考え方をもとにして考える場合は、一つの御意見である、また資本主義の場合においても、あるいは自由主義経済の場合においても、率直に申しまして考えられない考え方でもないと私は思います。しかし日本の今日の状況に妥当するかどうかという点については、あらゆる方面から考えてみなくてはならないのであって、今の状況ではいろいろありまして、財政投融資として従来やっておった分野が、当然政府の経済計画に基いてやっておったという部面と、そうでなくて、民間に資金がないから、税金でなくて、強制貯蓄という形でもって資金を集めて、そうして財政投融資でやったという部面も少くない。
