私は、自分の申しましたお約束は、順次果しておると確信いたしておるのでありますが、特に減税につきましては、御承知のように、戦後における財政需要は非常に大きいのであります。しかも日本の経済を拡大していくためには、どうしても財政の健全ということが必要で、御承知のように、すでに二カ年にわたって一兆円の規模の予算を組み、さらに三十一年度も健全な予算を細む、こういうふうな基本的な制約がある結果、あるいは十分なる減税をそう急速にやり得ないということは、これは私はやむを得ないと思います。しかしながら、すでにそういう苦しい財政下におきましても、毎年減税をいたしておると申しても差しつかえないのでありまして、特に低額所得者に対しては特別の配慮をして、今回
