お説のように、昭和九年—十一年というふうなところまで税負担が軽くなりますことは望ましい。しかし敗戦後の日本は、再建のためにほんとうに費用がいろいろ各方面にいるわけなんです。それがどうしても国民負担の上にのしかかってきて、そうして税が重い。これはひとり勤労大衆ばかりでなく、みんながやはり私は重いと思っております。しかしそういう重いうちでも、やはり今日低額な所得をされる、特に勤労者がお説のように一番お困りになっているだろうという意味で、今日の財政事情が許す限度において、まずそういう方々の税を軽くした、こういうふうに御了解を願えれば、非常に幸いだと思います。
