これは、日本経済の今日の状態をどういうふうに把握、認識するかという点にあると思います。まだ生産調整の過程にあるといたしますれば、金融緩和というようなことは、そう考えられません。一般の考え方としても、生産調整が、政策的に考慮しておるものよりも実際は若干ずれて、おくれつつあるというような事態だと考えられます。これは、何としても生産の調節ということは、生産業者にとってはある意味において最も苦しいことであります。健康な人の食事を制限するようなもので、非常に苦しい、あらゆる抵抗を受けるというのが、大体従来のあり方であります。そういうようなことで、自然これは政策よりもずれます。そういうふうなときに、今金融の緩和というような雰囲気が出ることは、生
