それは事情が通うのであります。外貨の方はむしろ外為会計があるのがおかしいので、これは当時の事情からやむを得なかつたのですが、これはほんとうを言いますと、外貨をみな各為替銀行が自分の責任において持つておる、そうして売り買いをする、こういうのが本来の姿でございます。しかしそこまでは日本の為替銀行の力も行きませんし、また貿易その他の諸種の事情で、そこまでは正常化はできない。そこで為替勘定も一方伴うということで、外為会計を置いた。これは本来預託どころではない、預託以上に銀行の責任において外貨を持つてやる。昔の正金銀行がそれですが、そういう形にすべきものでありまして、預託というものはそういう正常化々する第一歩を踏み出した、こういうふうに考えて
