臨調答申とか大蔵省の議論の中に、いまはやりの低成長論があるのではないか、こういうように考えるわけでありまして、たとえば第一に、わが国はすでに先進国としてその豊かさの水準も十分なところまで達している、つまり、冷蔵庫もたんすの中も物でいっぱいで、需要はきわめて乏しいというものであります。また二番目には、諸外国の経済成長率はせいぜい一、二%かマイナスである、こうしたときでは日本も外国と同程度でいいのではないか、高望みは禁物だ。したがって三番目に、日本経済は三%で新しい安定成長軌道にすでに軟着陸している、こういうような考え方が底流にあるようでございますが、竹下大蔵大臣は、いわゆる三%成長といったもので生活の水準、社会資本、住宅の水準で満足い
