はい。
はい。
千代田区隼町十三番地です。
四十七歳です。
昭和二年十月二十六日附巡査を拜命いたしました。富坂警察署鑑識課に勤務しまして、昭和八年の十月巡査部長、日暮里警察署鑑識課に勤務、昭和十年三月警部補に任官して、日本堤坂本鑑識課に勤務しております。昭和二十年の九月六日警部に任官しまして、搜査二課勤務になりました。昭和二十二年七月搜査一課の第三係長になりました。昭和二十三年の三月搜査二課の第一係長になりまして現在に及んでおります。
いたしました。
佐藤昇の事件は第二係でやつたものですから、細かい点に対しては私分りません。ただ大筋を断片的に聞いております。伊藤鑛壽の事件は私の方の係でやらせました。
大体知つております。
あります。佐藤の事件は検挙しまして詐欺事件として事件を送致しております。伊藤鑛壽の事件は涜職罪としてやはり送致、いずれも起訴になつております。
そうでございます。
そうでございます。
政界、官界に金をばらまいた点、それから伊藤鑛壽の場合には特高グループといいますか、追放といいますか、そういうのが会合した点を聞いております。
いずにも調書に取つております。
大体書かせずに、直接簡單な場合は調書を取りますが、非常に沢山の人間に金をばらまいたとか、或いは細かい幾つも山のようにものがある場合は、見覚えに一応本人に書かせることはあります。
あります。
実はちよつと余計なことですが、先日佐藤証言及び伊藤証言において、搜査の調書というものを全面的に間違いであるというようなことを証言されたという点で、私は非常に遺憾に思つておりました。それで機会がありましたら、この場合にそういうものではないという裏付を一応しなきやいけないと思いまして、私ここにも持つて来ております。
ここへは政治関係だけしか持つて来ていないのですが、「政治関係。福田、計七十万、二、三回、直接。渡邊良夫、計二十万、二、三回、直接。江花靜、計三十万くらい、二、三回、塩谷氏の紹介で直接渡す。東、計九万、三回、藤井孝に依頼され、一時立替として直接渡す。(藤井氏賃金)。渡邊年之助、計十五万、三、四回、直接。降旗氏外、十二、三万、西森を通じて。」降旗氏外の後七字が読めません。「支拂い。増田甲子七、計六十万、その下に、これは六十万から八十万という意味です。最初は渡邊良夫氏の紹介で丹羽、岡崎両氏来社され、増田氏を後援して呉れとの依頼により、丹羽、岡崎両氏に(増田氏後援の意味で)渡し、二回目以後は、前述のような意味で来られましたので、それも両氏に
これは二係りでやつたものですから、調べておれば飯塚係長、それから大窪部長、岸田刑事あたりの前だと思います。
そうであります。
これはやはり公のものですから、私が今日ここへ持つて来ましたが、若し御入用なら正式に一つ……。
いや、メモですけれども、後でいろいろなことを言つて、すつたもんだという場合に困りますし、又先程申上げましたように、書かしたメモは事件の終結まで大抵取つて置きます。この外にも書いたのがあります。恐らく飯塚君の手許に三通や五通書いておるのがあります。