東京大学の中嶋でございます。 本日は、このような発言の機会をいただきまして、ありがとうございます。 私は、昨年三月に発表されました食料・農業・農村基本計画の取りまとめにかかわってまいりました。そのときの経験、そのとき考えたことをあわせながら、本日の意見陳述をさせていただきたいと思っております。 まず初めに申し上げたいのは、TPP協定がもたらす懸念と可能性とをそれぞれ適切に把握した上で、前者の懸念をできるだけ小さくし、後者の可能性の領域をいかに広げていくかということが今後の取り組みのポイントであるということでございます。 ただし、農業分野だけに限りましてもTPP協定は数多くの分野に影響を及ぼすものであり、その全体像が容
