前回の委員会で川上委員から、日華平和条約の国会の御承認を求めました当時の政府委員の答弁について、主としてサンフランシスコ条約十四条関係の問題についての問答について、池田総理の、賠償問題は中国との間にすでに片づいておるという答弁との間に食い違いがあるじゃないかという御質問があったわけでございますが、それについてお答えいたしたいと思います。 あの当時のアジア局長の答弁と申しますのは、これは速記録で通読してみればおわかりになるわけでございますが、要するに、サンフランシスコ条約の十四条で、一般の賠償のほかに、在外財産、いわゆる旧敵国にありました日本人の財産につきまして、その当該国政府がどういう処分をしても日本はそれに文句を言わない、平た
