石炭産業における保安というものが非常に大切であるということは、当然のことであります。最近次々に起こってまいります異常災害に当面しまして、何か現在の保安体制にあるいは施策に大きな欠点があるのじゃないか、こういうことを痛感しておるものであります。しかし、それにどういう対策をもって当たるべきかという結論をまだ自分なりにもつかみ切れないのでありますが、石炭産業というものは他産業に比べてきわめて危険度が高いということ、これが第一点であります。その危険度の高い石炭産業における保安というものは、これは事業が成り立つとか成り立たぬとかいうこと以前の問題だと思うのです。そういうことを考えますときに、労使の面にまだ不十分な点があるのではないか。 最
