今回の通貨値上げの経過を見て参りますと、これは国民的な感じなんですが、最初国有鉄道としては、五カ年計画を立って、それを達成するためには、一割八分の運賃の値上げを必要だと、こういうことで盛んに宣伝なさったわけでありますが、その後、運賃の答申が一割五分になり、政府の決定は一割三分となって国会に提案されたわけですが、そういう経過を見まして、国民が感じております点は、一割八分値上げしてもらわないと国鉄の再建はできないのだ、輸送力は増強できないのだと、そう言っているのが、いつの間にか一割三分になっても同じ五カ年計画の数字、言いかえれば、もっと大幅な数字が発表になっている。そうなりますと、一割八分から一割三分、差額の五分というものは相当の金額に
