それならば、新らしい憲法の通り民主的な方向へ日本が向つているというふうな見地から見て、今國有財産を管理しておる人々は以前とは違つたというふうな点をどこに見出して、新らしい方法に副うて行こうとしているのか、そういう点を私は実はお聞きしたかつたのです。
それならば、新らしい憲法の通り民主的な方向へ日本が向つているというふうな見地から見て、今國有財産を管理しておる人々は以前とは違つたというふうな点をどこに見出して、新らしい方法に副うて行こうとしているのか、そういう点を私は実はお聞きしたかつたのです。
少しも違つていないでしよう。ただ軍関係のものを一應大藏省管轄に移したというだけに過ぎない。それならば、以前だつて軍はこれを日本の國力発展のために使つておるのだと言つておつたと思うので、そういう言葉だけなら同じだと思います。それで具体的にどういうふうな点が違つておるか、こういうふうな新らしいやり方をしておりますと、こういうものが何かなければならんと思うのです。ただ單に軍関係のものを大藏省関係に移して、それを民生安定のためにとか何とかいうような言葉は幾らでも使える、軍だつてもつとよい言葉を使つたかも知れんと思う。それを私はお聞きしたいのです。
それで私はちよつと意見を述べますけれども、終戰後になつて非常に変つた点は二通りあると思うのです。マイナスの面を考えれば、一般に國有財産というふうなものについての扱つておる人々の考え方が極めて無責任だつたと私は思うのです。これを本当に立派に國有財産として保護して行こう、或いは本当に活用して行こうというふうな氣持よりも、むしろこれはどうでもいい、早く民間に拂下げてやつてもいいのだとか、或いは早く処分した方がいいとか、或いは一時の財政的な收支にこれを使つた方がいいとかいうふうなもので、無責任な考え方が非常に多いと思う。で、その点私達としましては、國有財産である以上、而もこれは國民の財産であつて、それを大藏省なり政府はとにかく代つて管理して
では、それはやられる氣持はあるかとも思いますけれども、我々が実情を見ますと、現実はそうじやなくして、ますます反対の方向へ行つておるというふうな氣がします。具体的にもう一つ聞きますと、以前の皇室財で今國有財産ということになつておると思いますが、これが一つの例を引きますと、神宮の持つておつた学校、土地というふうなものは、これは確か國有財産に編入されたと思うのです。ところが、最近になりまして、その神宮学館の土地、建物を再び神宮が持つて、そしてそれを貸すとか、貸してまあいわば賃貸料を取るというふうな事例があると思うのです。これは私赤坂離宮がどういうふうに処置されているか、これはよく知りません。が併し、実際に國有財産に編入されたものがいつの間
それはもう一遍具体的に言いますと、その神宮皇学館は現実に宇治山田中学校が使つておるのです。それは國有財産として編入されたから、縣立ですが、その中学校が使つていた、ところが、この度その土地が神宮側に戻るというようなことで、中学が追出しを受けておるわけであります。それでこれは御存じのように神社が、社寺地ですか、それと神宮皇学館とはとても離れていて問題にならない。中学が燒けたのですから、これがないとすれば当然中学校に使わしてやつて行くべきだ、ところが、いろいろな策動とか何とかがありまして、それがそういう方向じやなくて、むしろ中学が追出されておる、そういう方向に行つておると聞いておるのであります。これは現実に私もよく知つておるわけではありま
第二條ですが、この中に動産が入つていないと思うのでありますが、これはなぜ動産をこの中に入れないのですか。
その外す結果、どういうことが起つて來るかというと、御存じのように、あの不当取引委員会でわあわあ言つておりますようないろいろな弊害が私は起つて來ると思うのであります。これは或いは國有財産法だけの問題じやなくて、もつと全体の法律体系の問題かも知れませんが、併し実際に終戰後いろいろややこしい問題が起つたのは、結局動産的な物品が、こういうような一定の規格に基いての嚴密な処置がされなかつたというところに相当の原因がありはせんかと思うのであります。こういうふうな動産的なものも、十分一定の法律に從つて特に國有財産として処分する、整理する、保護するということがなされなければ、今起つておるようないろいろの不正取引的なものは結局なくならんと思います。そ
そういう点で私は國有財産法自体に不備があると思います。そういう不備が実にいろいろの問題を孕むと思うのであります。この点は実際我々としては眞劍に考えて貰わなければ困る。終戰後に國家の所有に帰したものは、ここに採上げられた財産だけじやなくて、もつと厖大なものがあつたと思うのであります。実際には帳簿にさえ載らんみたいな形で、それがなくなつてしまつておるというふうなところに、今まで非常な欠陷があつたと思うのであります。それは大きな問題として今後考えて貰うということにいたしまして、第三條の行政財産と普通財産とに分離された中で、皇室用財産が実は行政財産に入つております。この皇室用財産にはいわゆる行政財産として挙げられ得るものもあらと思います。併
それで皇室用財産についていろいろこれは異つた資料が今まで発表されておると思います。連合軍の方で発表したのを私達見ております。或いは今まで日本政府で発表したものも多少見ております。必ずしも数字が一致してないように思うのです。それで一体日本政府が現に知つておる、又台帳に載つておるところの皇室用財産並びにその他皇室にまだ財産がありますがそういうものがどれだけあるかということをですね、今日でなくても結構なのですが、私成るべく詳細に知りたいと思います。それを是非資料として伺わして頂きたいと思つております。
そういたしますと、実は動産として皇室には相当いろいろあるあるということを聞いておるのですが、そういうふうなのは大藏省の方では全然分つていないわけですね。
それからさつきの赤坂離宮のいきさつについてちよつと説明して下さい。
九條の二なんですが、「特別調達院若しくはその役職員又は地方公共團体若しくはその吏員に取り扱わせることができる。」、こういう二項が挿入されましたのは、どういう理由に基いて挿入されたのでありますか。
特別調達院が若しこれを取扱うとなると、一体どういうふうな結果が起つて來、又現実にどういうふうに調達廳がタッチしておりますか。
そうなりますと、終戰処理費作つたいろいろの財産ですね、住宅とか兵舎とかそういうものは、これは國有財産として編入するのですか、しないのですか。
商工大臣が見えておりますから、先に一つ質問いたします。それは実は、この前ここで問題になりましたガリオア・フアンドの球済物資を日本で賣捌いて、その資金が何百億かあるわけでありますが、その資金を貿易資金特別会計に繰入れて処理しておるのかと思つたら、実際はその資金会計の中に出ていない。これは性質として当然一應は政府の収入になる資金なので、これをどういうふうなところに、どういう恰好で資金として処理しておるのか、それをお聴きしたいと思います。
円貨として剰余が出ないから、何も会計に処理してないというわけですか。
そういうふうな収支関係を聴いておるのではない。そういう資金をどの会計で、どういうふうに組んでおるのか、我々に渡されたこの予算書の中の、どこで処理しておるのかということを聴いておるのです。
それならば、その特別会計の数字を見せて我々に説明して貰いたい。
知つております。
私はそういう説明を聴いておるのじやないのであります。そういうことは私は知つておるのであります。問題はそうじやなくて、この貿易資金特別会計の立て方には、これは必ずしも資金特別会計だけじやない。商工省の、会計の立て方に根本的な欠陥があるということを私は考えているのであります。それはここにある十七億なんぼのこの支出関係は、これは確かに貿易資金特別会計法に從つての内訳かも知れないけれども、併し実際に先つき言われましたように、一方に五百億、一方には六百億というふうな実際の資金の出入りがある。而かもその出入りが、単にこれがいわゆる民間的な貿易で、一應この会計を素通りしておる。例えば銀行で個人の貯金を持つておる。それとは別個に、貯金勘定とは別個に