日本社会党を代表しまして、反対の討論をいたします。 反対理由の第一は、法曹三者——裁判所、法務省、弁護士会の意思統一ができないままにこの法律改正が行なわれるという点であります。法曹界では、司法制度の民主的改革のために、法曹一元の制度が高く評価されているのでありますが、そのような理念から見ても、今回のような法律改正のやり方には賛成できないのであります。審議の中でも明らかになりましたが、この法律改正をこの国会で是が非でも行なわねば地方裁判所がお手あげになるというような差し迫った状態もないと思います。また、審議の中では、裁判所側も簡易裁判所の本質を変える意思がない旨答えており、この点では弁護士会とも意見が一致しておるのでありますから、
