印刷技術の点につきましては最近は非常に技術も高度化して参りましたので、その面で偽造のおそれは非常に薄らいで参っており、現に最近では偽造で問題になるような事件はほとんどなくなりました。それでミツマタ、これはやはり明治時代からお札には御承知のように使っておりまして、この卵黄色という特有の色もありますし、お札の製紙原料としては今後もこれは使って行かなければならないものだと思っております。先ほど来お話がございましたように、百円紙幣は少し紙質が悪い、粗雑であるという意見、声も相当高まって参りましたので、これにはいろいろ原因がございまして、終戦後一番多くミツマタを混入いたしましたときは六割の混入をしております。それがミツマタの集荷が非常に困難に
