この日米通商航海条約は、古い昔型の条約から、新しい近代的なセンスを織り込めていろいろ苦労をされておるけれども、一貫して流れるものは、そういう古い型と新しい型とが非常に混淆されておつて、その中には株式の取得の問題であるとか、あるいは内国民待遇の問題であるとか、あるいはアメリカ銀行が日本における業務において、占領下持つておつた既得権をずつと延長するとかいうような、いろいろの問題がこれには含まれておりますが、これらの問題が、今度東南アジア諸国後進国と日本が条約を結ぶ際にひな型になると、非常に不利な点が生じはしないか、かように心配をしておりますが、これらの点に対するあなたの御見解をひとつ……。
