少くとも東南アジアの、植民地的な消費経済から、計画的な軽工業的対策を立てて、おのおの技術を導入して立ち直つておる現状から見ると、一部繊維業者の言うような、繊維の軽工業による日本の貿易立国ということは、私をして言わしむれば、すでに時代は過ぎ去りつつあるという感じがいたします、さらば、わが国内におけるその地の輸出工業を考えてみると、国内の水と石炭といつたものからできる化学工業のごときは、輸出産業としてはむしろよろしいんじやないか。しかるに最近、特にドイツあたりで非常に安い肥料のダンピングが行われ、これに対してメーカーが出血輸出をいたしておりますが、今のメーカーの出血輸出は、将来はメーカーがつぶれるか、あるいはこれを農民の負担に帰するか、
