鳩山総理大臣は世界における緊張は次第に緩和する、従って平和への方向が非常に大きな歩みを歩んでゆくだろうというようなお見通しを述べられたのでありますが、重光外務大臣はこの点をどういうふうにお考えになりますか。
鳩山総理大臣は世界における緊張は次第に緩和する、従って平和への方向が非常に大きな歩みを歩んでゆくだろうというようなお見通しを述べられたのでありますが、重光外務大臣はこの点をどういうふうにお考えになりますか。
日本の総理大臣並びに外務大臣異口同音に世界における緊張緩和の傾向が非常に強まったことを今お述べになったのでありますが、これは私から申し上げるまでもなく、たとえば世界的ないろいろな人々がこういう観測をしておると思うのであります。アイゼンハワー・アメリカ大統領は、ソ連が世界革命のマルクス主義原則を捨て去ったとはたれも予想しないけれども、最近のソ連政策の変化は、国際緊張の緩和への道を地ならしする上に役立ち得るものであるというようなことを言っております。あるいはまたピネー・フランス外務大臣は、サンフランシスコで関係者と会ったことはきわめて効果があり、ジュネーブ巨頭会談を有利に導く鍵を作り出すことができた、ジュネーブ会議ではさまざまな考え方が
二カ月前に見通しを誤ったと言われれば、ある意味においてはやむを得ないというようなお話でありましたが、私は当時からそういう見通しはきっと誤まるだろうということを口をすっぱくしてこの国会を通じて申し上げたことは御記憶の通りだと思います。これはしかし重光外相が、あるいは日本の外務省が見通しを誤まっただけでなくして、アメリカでも私は誤まった見方をしていたと思うのです。というのは、アイゼンハワーがやっぱり、ついきのうでしたかおとといでしたか、来月の巨頭会談で世界の緊張を緩和し得る見込みは、二カ月前に私が考えていたよりもはるかによくなっているというふうなことを言っておるのでもはっきりしているように、アメリカもある意味では外務大臣のおっしゃったよ
私といえども、重光外務大臣が平和政策を遂行し、平和的な方向へ、日本はもちろんアジア、世界の態勢をもっていこうと努力されることが間違っているとは毛頭申しませんし、むしろそういう方向を推し進めらるべきだと思いますし、その限りにおいては私たちも鳩山内閣を支援することにやぶさかではないのでありますけれども、ただ問題は、先ほど申しましたような見通しの誤りのために、その平和政策がもっと積極果敢に、適時に展開をされないといううらみがある、そこに問題があると思うのであります。いろいろ御説明がありましたけれども、アメリカやあるいはソ連の当事者たちの動きだけを見ていれば、あるいはその一定の短かい段階においては非常な緊張緩和があり、これが長い見通しの一こ
同じく軍縮の問題について外務大臣はどういうふうにお考えになりますか。
世界的の軍縮はさらに進むであろう、これから相当進んでくるであろうというようなのが総理大臣並びに外務大臣の御所見であったと思いますが、日本の軍備の問題は後ほど触れることといいたしまして、世界的な軍縮の問題は、今総理も外相もお答えの通りに相当大幅に進むと見ていいんじゃないかと思います。特にダレス・アメリカ国務長官も、二十八日でありましたか、巨頭会談においては軍縮討議は究極において大西洋同盟諸国とソ連ブロック間の軍備を削減をし、均衡化する方向へ発展することになる可能性が非常に強くなったと思うと、こういうふうに言っております。あるいはまたイギリスのイーデン総理大臣も、これは二十八日のイギリス下院において言っておりますが、全般的な軍縮協定締結
外務大臣に、特にアジアにおける諸国の動きと関連して、今の極東における情勢をどういうふうにお考えになるか。
東南アジア諸国の首相その他はしきりと中共あるいはソ連を訪問をし、逆にソ連、中共からもまた東南アジ了諸国への訪問を約束をしている。同時にアジアの諸国の首脳部もまたアメリカあるいはイギリスの方に回って、同じように平和の探求を非常に積極的にやっている。特に中共をめぐってそういう動きが——中共の問題、特に台湾の問題をめぐって、そういう動きが非常に強くなって参ったと思うのでありますが、たとえばインドのメノンの動きにしましても、あるいはビルマのウー・ヌーの動きにしましても、その他いろいろな活発な動きが行われている。そこで台湾問題に最も利害関係があり、最も直接の関係を持っておるわが国は、これらの動きに対してどういうように処すべきだとお考えになるか
台湾問題の平和的な解決、特に中共とアメリカとの折衝の問題等に非常な関心を持たれて、これが平和的に解決することに非常な関心を持ち努力をしておるとおっしゃる、その方向は私たちも賛成であります。ただしかし、それが少しも積極的になされていないのじゃないか、むしろその問題について、日本が立ちおくれをしているのじゃないかという危惧を私は持つのであります。今外務大臣もバンドン会議をお出しになりましたが、バンドン会議のあのときに周恩来は、私昨年九月に中国に参りまして、そのときから知り合っておりますので、バンドンでも始終いろんな連絡をしてくれましたが、周恩来は、バンドンに自分は来て、各国の首席代表とひざを交えてゆっくり懇談をして、いろんな問題を論議を
堅実に誠実にやりたいという点は、私も全く同感です。しかしいよいよの場合は、実力をもってでもこれをやらせるくらいの力がなければ、問題はだめなんだというような、そういうお考えであるから、問題が一向に進まない。(国務大臣重光葵君「そんなこと言やしません」と述ぶ)日本の、日本よりかもっと遠隔にあるインドにしても、インドネシアにしても、ビルマにしても、台湾の問題について、一つの解決案その他をちゃんと検討をし、持っていろいろ機運を作り上げてゆきつつあるので、これらの国ですら——こういっては失礼ですが、これらの国ですら、あれだけ進んでいるとするならば、日本はもっと、利害関係からいっても、国力からいってももっと積極果敢に動けるはずだし、そういう動き
特に戦犯の問題、在留邦人の問題については、まず手初めにこれくらいは政府間の折衝としてぜひ問題を打開するようにしたらどうですかということをしきりと言っておりました。ことに、さっき申しましたように戦犯の問題なんかも、すでに仮出獄とか釈放であるとか、そういう問題を解決しなければならない段階に来ておるので、ぜひ直接に政府のしかるべき機関との折衝に移したいということを切望していたのでありますが、先ほどの外務大臣の御答弁によりますと、すでにその問題については、何らか政府が直接の折衝にお移りになるように聞きましたから、これはあなた方が言われる、すべての国交回復その他の問題に先がけた人道上の問題であると言われるのであれば言われるほど、この問題は直接
方針をそういうふうに決定されただけでなく、その問題を早急に一つ実施に移していただいて、早い機会において、それがどの程度実を結びつつあるかということまで、すみやかな御報告のできることを切望してやみません。 次に、経済計画の問題に移りますが、経済計画はこれまでの予算の審議でいろいろ論議をいたしてはっきりなったことは、現在の六カ年計画あるいは三カ年計画は、政府の、あるいは経済審議庁の計画というよりも、むしろ一つの希望図であるというようなことがはっきりなったようでありますが、問題は、この希望図を今後いかに本来の計画に組みかえていくかということであろうと思うのであります。そこでます。その問題を大臣にお聞きします前に、日本には、すでに政府の
時間がありませんので、内容の一つ一つについての御説明は今ここで求めませんが、一つ、それらの計画を全部資料にして、後ほど各委員に御提出を願いたい。 総理大臣にお聞きしますが、今非常にたくさんの計画が述べられましたように、各部門、各方面にわたっていろいろな長期計画が立てられております。しかるに、前の吉田内閣の時代は個々の部門においてはこういう長期計画が行われておるにかかわらず、日本の経済の計画化を考えることは赤だから、そういうものを取りまとめた経済計画化というようなことはやるべきでないというようなことの吉田総理大臣の意見によって、あるいは好みによって、あるいはもっといえば悪趣味によって、これらの計画がみんな日の目を見ることなく陰でこ
その各省の長期計画をどういうふうに総合化し、ほんとうに下からの積み上げの計画として、六カ年計画なりなんなりを仕上げられる用意がどういうふうにおありになるか、どういう方針で積み上げようとしておられるか、高碕大臣にお尋ねしたい。
いつごろまでにできますか。
その時期では来年度予算の編成その他に間に合わない、もっと先を急がれなければならぬかと思いますが、その予算との照合の問題はもう少しあとでお尋ねをすることといたしまして、その前に、その総合計画を立てられる場合に、日本の産業構造をどうするかということが非常に大きな問題になると思うのであります。ところがそれにつきましては、御承知の通り昨年の秋に、世界銀行の農業調査団が日本の農業について検討した報告書を発表いたしました。その報告書によると、日本は食糧を輸入するために、工業生産を拡大していくということはばかげたことであって、むしろ食糧増産のための投資をより多くした方がいいのだという報告書であったと思うのです。愛知用水の計画その他各方面の農業開発
どうも、食糧増産と重化学工業と経済構造の問題をどういうふうに語調せしめていくかという点について、はっきりした満足な答弁がないのであれですが、時間がありませんから、この点はもう少し根本的に今度の計画作成のときに御検討を願うことを強く要望して次の問題に移りますが、こういうふうに長期の経済計画をやるということになれば、必ず長期にわたっての財政計画、大きな見通し、財政の見通し、その他ができなければならない。これまで長期計画を作る場合に一番障害になったのは、いろいろな部面における長期計画があちらこちらに作られておるにかかわらず、財政だけはがんとしてこれは一年度の財政だけを作って、長期財政計画を作られない。そうして一年々々その財政だけが王座のご
非常に重要な言明でありまして、これまで吉田自由党内閣のどの大臣も、財政計画の長期財政計画を立てようということはがんとして峻拒してこられた点でありましたが、今大蔵大臣は明瞭に、長期財政計画を長期経済計画に照応しながら立てるということを御言明になったのでありますから、この言明は裏切ることなしに正確にお立てを願いたい。誠実にお立てを願いたい。この次には必ず政治的な責任としてわれわれはこれを追及をしたいと思いますから、その点はしかと一つ覚悟をしておいていただきたいと思います。 同時に長期防衛計画でありますが、これも鳩山総理にお聞きをしたいのですが、鳩山総理大臣は今国会の施政方針演説のときに、経済六カ年計画に見合う長期防衛計画を作成するつ
しかし、総理はすでに国会再開の劈頭においてこれを宣言をされたのでありますから、ないです、まだできていないですじゃ、政治的な責任上済まされないと思います。この点は十分政治的な責任として対処していただきたい。 すでに持時間がなくなりましたので、もうこれ以上やれませんが、最後にただ一つお聞きをしておきたいと思いますのは、来年度の予算編成についてであります。けさほどちょっと質問が出ましたが、そのときにはっきりいたしませんので、あらためてお尋ねをいたしますが、今度の予算の作成、さらに予算の修正によって政策に基かないで、必然に技術的に今度の予算を来年度に延ばしていけば増加する、歳出増となるものが、どういう項目でどれくらい金額があるのか、これ
もう最後の……。今のお話によりますと、税収をふやすことを考えておられる。これは増税を暗に意味しておられると思いますが、事態はそういう方向になっております。従って、総理大臣によくお聞きを願いたいのは、歳出は増加する、歳入はそれほどふえない、むしろ減ってくる傾向にある。従って、これをカバーしようと思えば、収支を償おうと思えば、増税をしなければならないというような方向になっております。こういう事態でありますから、来年こそは日本のいわゆる防衛力漸増方針という方針を再検討をされて、世界情勢との関連においてさっき申し上げた軍縮との関連において、あるいは日本の経済力との関連において、大きくなる方針を切りかえて、防衛関係費を削減することによって生活