田君も御承知のように、私どもの条約を締結した相手国である国民政府の首席蒋総統に、また、中華人民共和国の首席、総統といいますか、あるいは毛沢東首席も、中国は一つだと、こう言ってるんですね。そうして他国がとやかく言う筋のものじゃないと言われる、私はそのとおりだと思う。ことに、私どもさきの戦争に破れて、台湾、澎湖両島、これを放棄した、そういう状態にございますから、いまさら中国、その独立運動、そういうものに加担する筋のものでもないし、また、それをしてはならないし、また、両国の代表——両国ということばは適当でありませんが、両政府の代表、それも中国は一つだと、こうはっきり言ってるんですから、第三者であるわれわれが、とやかく言う筋のものではない。
